先週の続きです。
今回もアメリカ皮膚科学会(AAD)のサイトに載っているスキンケアの秘密ってのを見ていきます。



アメリカ皮膚科学会(AAD)による「お肌のためにビタミン剤やサプリは必要か?」

ビタミン剤やサプリは、健康に良いだけでなく、お肌、髪、爪の健康を促進する働きがあるとして、数多くの商品が販売されております。
んがしかし、実際のところどうなんでしょうかね…?
例えば、元々健康な人は、食事を通して必要な栄養素を摂取すべきであり、実際、多くの食品には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれております。これを踏まえると別にいらないのでは…?って感じですよね。一方でビタミン欠乏症と診断された場合なんかは医師の指示に従ってビタミン剤やサプリを摂取します。この場合は必要そうですよね…?でもお肌、髪、爪の健康を更によくするためにビタミン剤やサプリは使える可能性も残っていますよね…?でも安全面に不安が…って場合もありますよね…?
こんな感じで疑問は尽きないので、今回AADの回答を見てみましょう…!


そもそもお肌のためのサプリは安全なのか…?

まずは安全面から見てみましょう。だって効果があっても安全じゃなきゃ意味がないですからね~。
まず前提として、サプリメントには、理論上完璧に見えるものでも、結果的に健康を損なう可能性があるものってのがあるんだとか。また、お肌に全く効果がないってものもあるらしい。更にアメリカでは、サプリはFDA(アメリカ食品医薬品局)の規制対象外らしく、そのため、企業は販売前にサプリの安全性と有効性を証明する必要がないんだとか。サプリ大国であるアメリカのルールが緩いってのは意外ですよね。
一方で、医療費などが高い為、アメリカはサプリやビタミン剤は超人気商品。市場にも様々な商品が出回っており、人々の関心を集めているそうな。
以上から、謳っているような効果を発揮しない可能性や、成分や配合量があやしい場合があるみたい。
そのため、今回の件に限らず、サプリを選ぶ際は、独立した検査機関によってチェックされている商品を選ぶことが重要とのこと。謳い文句に惑わされず、現実的な効果を得るためには、信頼できる企業のサプリが大事ってことですね。
因みにアメリカだと、以下のいずれかの機関のシールやラベルがあるサプリが良いらしい。

  • 米国薬局方(USP)
  • 米国衛生財団(NSF)
  • アンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL)
  • コンシューマーラボ

ちょっと大げさではないか…?と思う方も多いかもしれませんが、AAD曰く、以下のことが起きるリスクがあるんでーとのこと。

  • 特定のサプリを摂取すると、既存の疾患や服用中の薬との相互作用により健康リスクが上がる可能性がある。検査結果に影響を与えるってパターンもある。
  • 推奨量を超えるサプリの摂取や高用量のサプリの摂取により、健康に悪影響を及ぼす、副作用を引き起こす可能性がある。また、特定の疾患リスクを上げる可能性もある。

以上からも、慎重になっておいて損はなさそうな感じです。


美容サプリメントを購入する際のチェックリスト

では、巷にある美容サプリメントを購入する際にどこに気を付けて行けばいいのでしょうか…?
ってことでありがたいことにAADが購入時のチェックリストなるものを作ってくれておりました。

  • 評判の良いサプリ会社の製品か…?
  • サプリを販売しているお店は信用できるか…?
  • サプリは他の薬と一緒に服用しても大丈夫か…?
  • サプリに含まれる成分は、お肌の悩み解決に有効か…?
  • サプリの服用量は適切か…?
  • サプリは自分の体質(アレルギーなど)に合っているか…?

これらをクリアしたサプリを買うと良いとのこと。


んで、結局、お肌の為にサプリを摂った方が良いの…?

では、本題であるお肌の為にサプリを摂った方が良いのか…?を最後に見てみましょう。
AADの結論は、

  • 健康な人で、ビタミン欠乏症がない場合は、バランスの取れた食事を摂ることが、お肌と体に必要なビタミンを摂取する最良の方法である…!

とのこと。
つまり、基本お肌の為にビタミン剤やサプリは必要ないってことですね。
因みにお肌に必要なビタミンや栄養素、効果、含まれる食品については以下とのことです。

  • ビタミンA:お肌の老化の兆候を軽減する効果がある。含まれる食品としては、葉物野菜やその他の緑黄色野菜、オレンジ、黄色の野菜、レバー、魚、卵、乳製品。
  • ビタミンC:抗酸化物質として働き、太陽光によるダメージを軽減する。またコラーゲンの生成と免疫機能をサポートする効果がある。含まれる食品としては、柑橘類、ピーマン(赤、緑)
  • ビタミンD:骨を強くし、炎症を軽減する効果がある。含まれる食品としては、一部の牛乳、朝食用シリアル、オレンジジュース、サケ、マス、マグロなどのフィッシュオイルの多い魚、卵黄、チーズ。
  • ビタミンE:抗酸化物質として働き、炎症を軽減し、免疫システムを強化する効果がある。含まれる食品としては、サンフラワーオイル、サフラワー油(ベニバナ油)などの植物油、ナッツ類や種子類、緑黄色野菜、一部の朝食用シリアルやフルーツジュース。
  • ビオチン(ビタミンB群):お肌の健康を改善し、髪と爪の成長を促進する効果がある。含まれる食品としては、肉、魚、卵、ナッツ類や種子類。
  • コラーゲン(タンパク質):皮膚や骨、結合組織の重要な構成要素であり、お肌の見た目と髪と爪の強度を改善する効果がある。含まれる食品としては、鶏肉、魚、ボーンブロス(骨だし)、卵白。
  • オメガ3脂肪酸:炎症を抑え、乾燥やかゆみを和らげる効果がある。含まれる食品としては、魚介類(特に青魚)、ナッツ類や種子類。
  • プロバイオティクス:アトピー性皮膚炎や消化器系の改善に効果がある。含まれる食品としては、ヨーグルトやキムチ、納豆、ザワークラウトなどの発酵食品

普段からバランスの良い食事を心がけていれば、自然と、お肌、髪、爪の健康に役立つ上記のビタミン・栄養素が摂れるみたいです。



個人的考察

上記の各ビタミン・栄養素に含まれる食品をザーッと見ていくと、やはり健康に良いと言われる食事法の実践がイチイチ考えなくて良さそうだな~と思いました。えば地中海式ダイエットとかですね。



参考文献