困ったら、何をすれば良いだろうかと考えずにこう考えよう!っていう、ハーバードビジネススクールの話
困った…!どうすりゃいいんだ…!
って時は、皆さん日常的に起こる事でしょう…。かく言う私も、まぁ、仕事中は起こることが多くて、本当、困っちゃいますよね~。そんな時に、まずは何をすれば良いんだ…?とか、どうすれば良いんだ…?って、兎角考えがちですが、どうやらハーバードビジネススクールのワーキングペーパーによれば、こう考えた方が良いよ…!ってのがあるらしい…。
自分が「できること」を考える
2014年のハーバードビジネススクールのワーキングペーパーによると、困ったら、まずは何をすれば良いんだ…?とか、どうすれば良いんだ…?と考えずに、自分は何ができるのか…?と考えるのが良いそうです。206人を対象にした実験でオンライン調査を行い、道徳的な問題(末期がんの妻を救うために泥棒をした夫は許されるのか…?)を読んでもらったそうです。その後、参加者を半分ずつに分け、
- グループ1:夫はどうすべきでしたか…?という問いを投げかける
- グループ2:夫には何ができたか…?という問いを投げかける
ってことを行ったみたい。
結果、グループ2の夫には何ができたか…?という問いを投げかけられた方が、グループ1の夫はどうすべきでしたか…?という問いを投げかけられた方より良い解決策が思いついたそうです。
研究者曰く、shouldと考えると、一番良い選択肢を選ぼうとしがちになり、他の要素を無視することが多くなってしまうそうで、逆に、couldと考えると、問題を二極化しないで良い事に気付かせてくれるそうです。
つまり、まとめると、
- should(~すべきか)と考えると、正しい答えを導き出さないといけないと思ったり、間違ったことは何かを考えてしまい、考え方が二極化しやすい
- could(~ができるのか)と考えると、今の状況からできることをいくつか考えるため、二極化した答えではなく、選択の幅が広がる考え方になる
って感じでしょうか。言われてみればそうだよな~と思いますよね。
ということで、困ったら、自分が「できること」を考え、「すべきこと」と考えないようにしていくようにすると良いみたいです。
個人的考察
このワーキングペーパーにはフランチェスカ・ジーノ教授も関わっておりまして、以前に「他人からの意見で自分の考えを変えるべきか…?変えないべきか…?」ってところで登場しております。ジーノ教授の「イヤなやつほど仕事がデキる なぜルールに従わない人が成功するのか」って書籍も結構面白いんで良ければ一読してみてください。
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