性格が悪いと得することはあるのか?
性格は良いに越したことはない…!ってのは皆さん思うところですが、では、反対に、性格が悪い方が得する事ってあるのか…?ってのは皆さんあんま考えたことがないかと思います。
性格が悪いと給与が良いし、昇進しやすい…!
2011年のウォール・ストリート・ジャーナルに掲載されていた2011年のノートルダム大学の研究によると色々な職業、給与、年齢の労働者、約10,000人を調べた3つの研究から、20年近くのデータを分析したらしい。すると、協調性が平均以下の(性格の悪い)労働者の方が協調性のある良い性格のサラリーマンよりも年収が高かったそうな。具体的には、協調性が平均以下の労働者の方が平均18%も給与が高かったとのこと。金額にすると年収が9,772ドル多く稼いでいたらしい(日本円で100万円以上年収が変わる)。これは大きいですね~。また、2011年のメンフィス大学の研究でも似たような結果が出ておりまして、この研究によると、倫理的な性格の労働者ほど、給与が低い傾向にあったそうです。
更に2012年のユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究によるとイギリス人の成人、約5000人を対象にダークな性格と職業について調べてみたんだとか。結果、自分勝手な人の方が、正直な人よりも
- 昇進しやすかった…!
- 昇給しやすかった…!
そうです。
まじめな人が損する結果ばっかですね…。う~ん。残念…。
性格が悪いとモテる…!
1999年のゲルフ大学の研究によると女子大生165人を対象にイケメンとそうでない男性に対する認識(モテるかどうか)について調べてみたんだとか。結果、
- 人を操るのが好きで、計算高い男性ほど、モテた…!
- まじめで優しく正直な性格の男性ほど、モテなかった…。
って感じだったらしい…。
つまり、マニピュレータータイプのような性格の悪い人程モテてもしまうと…。う~ん。理不尽…。
なぜ性格が悪いと得するのか…?
ルイジアナ州立大学の研究なんかでは、悪い性格の人ほど借金する際の信用度が高かったなんて話もありますが、どうして、このような現象が起こるのでしょうか…?理由は以前に紹介した性格の良い人がボトムギバーだったから。軽く復習すると、組織には大きく、ギバー(もらうより与えることが多い人)、テイカー(与えるよりもらうことが多い人)、マッチャー(与えるともらうことが同じぐらいの人)に分かれ、ギバーはテイカーに搾取されるんで、色々損しちゃうんですよね。
まさに今回の結果はこれでして、いずれもテイカーに搾取された結果なんですよ。つまり、性格の悪い人はテイカーで奪うから得するって話です。これだけ、良い人でボトムギバーな人ってのは多いってことですね~。
対策としては、与えて成功するトップギバーを目指すことになります。つまり、自己犠牲を避けて、自分を含めた皆の利益の為に与え続ける(親切し続ける)ってのがポイントになります。
個人的考察
悪い性格の人ばかり得するから自分もダークになってやる…!ってひねくれる前に、実はもっと得する要素が自分にはあってそれがトップギバーと言ってポイントを抑えると誰でも目指せるよ…!ってのは知っておいて損はないはず…。
是非、やけくそにならずにトップギバーを目指して頂けたらと思います。