色々デメリットが見つかっているんで、飲むなら水、お茶、コーヒーをおすすめしております。そして、今回、ここに新たに仲間入りできるメンバーがおりまして、それがココアであります。ココアと効くと甘くてホッとするような~って感覚がありますが、今回話していくのは純粋なココアです。つまり無糖ココアとでもいいますか…。
では、早速ココアのメリットについてご紹介していきます。



ココアで頭が良くなる…!

2014年のコロンビア大学の研究によると健康な50〜69才の参加者37人を対象に1日900mgのカカオフラバノールを3ヶ月間、摂取してもらったんだとか(対照群は1日10mg)。その後、fMRIをとって脳内を見たり、認知テストを行ったりしたそう。
結果、

  • 加齢による記憶力の低下を抑えることが分かった…!

そうです。
なんでも脳の歯状回って部位は加齢に伴う記憶力の低下と関係している可能性が高いそうで、ここにココアフラバノールが効き、機能改善をもたらす可能性があるらしい。つまり、ココアで記憶力がアップする可能性があるってことですね。
小規模の実験ですが、ココアにふくまれるカカオフラバノールが記憶力に良いのが分かったのはうれしいお話です。
因みにこの研究ではカカオフラバノールによって認知テストの成績が30代から40代ぐらいのレベルにまでアップしたそうなんで、勉強の合間にココア(チョコレート)って選択肢は良いんじゃないかと思います。



ココアは高血圧に効く…!

2006年の研究2009年のブリガム・アンド・ウィメンズ病院の研究によるとどうやらココアは高血圧に効くみたいです。この研究では、パナマの離島に住むクナ族の狩猟採集生活の食生活とパナマの郊外に引っ越してきた人の食生活を比べてみたそうな。すると、ココアを飲む習慣があった先住民族のクナ族の人たちは高血圧や心疾患になることが非常に少なかったらしい。



ダイエットにも良いかも…!

2009年のケープ・コースト大学の動物実験によると、ラットにココアパウダーを48日間与えてみたんだとか。その後、血液をとって色々調べたとのこと。結果、中性脂肪が下がっていたそうで、ココアはダイエットにも使える可能性があったりします。



ココアでインスリン感受性が改善し加齢による認知機能の低下を防げる…!

2014年のラクイラ大学の研究によると、認知機能が低下していない高齢者を対象にしてココアフラバノールが脳に効くのか調べてみたそうです。
この研究はRCTを二重盲検で行ったもので、認知機能に問題のない高齢者90名を対象に行われたそうな。
具体的には以下の3グループにランダムに振り分けたらしい。

  1. 高ココアフラバノールグループ:1日に993mgのココアフラバノールが入った飲料を摂取してもらう
  2. 中ココアフラバノールグループ:1日に520mgのココアフラバノールが入った飲料を摂取してもらう
  3. 低ココアフラバノールグループ:1日に48mgのココアフラバノールが入った飲料を摂取してもらう

実験期間は8週間で、その間、毎日ココアフラバノール入り飲料を飲んでもらったそうです。
結果は、

  • 高ココアフラバノールグループと中ココアフラバノールグループは、低ココアフラバノールグループに比べて、特定の認知機能に対してプラスの影響があった…!
  • 更に高ココアフラバノールグループは、中ココアフラバノールグループよりも、特定の認知機能に対してプラスの影響があった…!
  • 高ココアフラバノールグループと中ココアフラバノールグループは、低ココアフラバノールグループに比べて、インスリン抵抗性、血圧、脂質過酸化反応が大幅に改善していた…!

とのこと。
定期的にココアやチョコレートでカカオ・ココアフラバノールを摂取しておくと、インスリン感受性が改善し、それによって加齢に伴う認知機能の低下を防ぐことができるっぽいですね。
つまり、日ごろからココアを飲んでおくと脳の健康を維持できる可能性があるということです。ぜひ、ココアかダークチョコレートを食べておくと良いかな~と思います。



個人的考察

ということで、飲み物のスターティングメンバーにココアを加えてみようと思います。まぁ、カカオもココアも同じ物なんで、別にココアを飲まなくてもダークチョコレートで良いっちゃ、良いんですが物は試しということで。
因みにココアは、良くあるあま~いものではなく、純ココアのことです。
下記のような商品ですんで、お試しください。





参考文献