皆さんご存知の通り、ストレスってのはあまりよくなかったりしまして、特に慢性ストレスは避けたいところ。では、ダイエットに於いてストレスはどれほどの影響があるのか、今回はそんなお話です。



慢性ストレスで年間約5kg(11ポンド)も太る…!

2015年のオハイオ州立大学の研究によるとうつ病や日常のストレスが代謝にどのぐらい影響するのかを二重盲検ランダム化クロスオーバー試験で調べたんだそうな。実験は、健康的な女性58人を対象に行われたとのこと。因みにこの58人の平均年齢は53歳ぐらいでうち38人が乳がんの経験者、うち20人が人口統計学的に類似した対照被験者らしい。
この参加者たちを2回、別々の日に9.5時間、入院させ、期間中、高飽和脂肪食または高オレイン酸ひまわり油食のいずれかを食べてもらったらしい。つまり、高脂肪食を食べてもらったってことですね。
結果、1日約104kcal、基礎代謝が落ちていたんだそう。…っと聞くと大したことがないように聞こえてしまいますが、塵も積もれば~で、1ヶ月で考えると脂肪量が416gになるんですよね。つまり、慢性ストレスが1年続けば年間約5kg太る計算になります。こう考えるとヤバいですね~。因みに慢性ストレスが多い程、体脂肪も燃えづらく、蓄積されやすかったそうなんで、やっぱダイエットにとってストレス対策は超重要って感じです。どうしてこのような現象が起こるかと言うと、ストレスホルモンであるコルチゾールが増えるのが原因とのこと。



対策はあるのか…?

上記の研究を参考にするとストレス+高脂肪食がヤバそうなんで、つまりは、加工食品オメガ6脂肪酸に注意した方法で食事を取ると良さそうな感じです。具体的にはポテチやスナック菓子などのお菓子類を避けて、甘い物が欲しいならフルーツを食べる方が良さげ。他にも以前に紹介したストレスに効く食べ物を食べるのもよろしいかと思います。
まぁ、一番は慢性ストレスの原因を断ち切る事なんですが、なかなか難しいパターンが多いんで、次善の策として、上記をおすすめしておきたいですね~。



個人的考察

たまに精神の利用者の方から、病気になってかなり太ったって話を聞くんですが、上記の結果が大いに関係していそうなご様子。
因みにストレスはやけ食いを起こす可能性もありますんで、そうなると更に太る可能性が増すかと思います。んで、太るとショックでストレスが更に溜まり、コルチゾールが増加、更にやけ食いに走って…って感じの泥沼にハマるケースも考えられますんで、ダイエットを考える際はストレス対策から行うのも一つの手かと思います。