糖質制限ってアルツハイマー病や認知症、パーキンソン病に有効かも…?って話と糖質制限ってガンに有効かも…?って話があって、いずれもよく分からん…!ってのが結論なんですが、一応軽くまとめておきます。



糖質制限ってアルツハイマー病や認知症、パーキンソン病に有効なの…?

ご存知の方もいるかもしれませんが、糖質制限がアルツハイマーに効くかも…!って話があります。例えば、2004年の研究によると、アルツハイマー病または、軽度の認知症の方20人を対象に、糖質制限またはプラセボの飲み物を飲んでもらったそうです。その後、認知テストを行った結果、糖質制限で認知機能の改善がみられたとのこと。
また、2009年の済寧医学院の研究では、パーキンソン病のラットモデルを作って、ケトジェニックダイエット(極端な糖質制限ダイエット)を実施したそうな。こちらでも改善の可能性が見られたらしい…。
更に2009年の研究によると、軽度から中等度のアルツハイマー病と診断された152人を対象に二重盲検でRCTを行ったそうです。90日間調べてみた結果、糖質制限で、認知能力が改善できたそうです。
そして2014年のパドヴァ大学の研究によれば、糖質制限は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、アルツハイマー病、パーキンソン病に役立つ可能性があるとの話もあります。
いずれにしても可能性の範囲なんですが、良い結果が出ているんですよねー。
因みに2014年のThe Weston A. Price Foundationの記事によると、アルツハイマー病は、現代病の一種で、なんでも糖代謝の異常が原因の可能性があるそうです。

これらを見ると、アルツハイマー病や認知症、パーキンソン病なんかには良さそうなんですが、いずれも症状が発症してからなんで、予防効果については謎が多いんですよね。
また、そもそも現代病であれば、加工食品の影響でカロリーの質の低い糖質が原因の可能性もぬぐえない為、なかなか判断が難しいよな~とも思います。



糖質制限ってガンに有効なの…?

アルツハイマー病などと同様にガンについても良いのかも…?って話はありまして、例えば、2011年のボストン大学の研究によると、悪性の脳腫瘍に糖質制限は効果がある可能性があるんだとか。
また、2012年のアルベルト・アインシュタイン医学校の研究によると、進行性のガン患者10人を対象に食事療法を行ったそうです。期間は26〜28日間で、結果、糖質制限を行った食事で進行中のガンが抑制したとのこと。また、特に危険な副作用もなかったそうです。但しサンプル数10人の超小規模実験の話なんで、更なる研究が必要と言うことです。

これらを見ると可能性がありそうと思えるんですが、残念な結果も出ておりまして、2011年のヴュルツブルク大学の研究によると、進行性のガン患者16人を対象に食事療法を行ったそうです。介入期間は3ヶ月だったそうで、結果、糖質制限をしても何も変化がなかったとのこと。
上記よりもわずかですがサンプル数が多く、また、期間も長いのですが(といってもこちらも超小規模実験なんであんま変わりませんが)、全く逆の結論が出ていて、やっぱよく分からん…!って感じですねー。