【加筆内容】コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その13「子宮体がん編」
コーヒーは子宮体がん予防になりそう…!
2012年のアルベルト・アインシュタイン医学校の研究によると、コーヒーと子宮体がんリスクの関係について調べてみたそうです。
そもそも先行研究でコーヒーを飲むと子宮体がんリスクが低下するのでは…?って話がありまして、例えば、2008年のマリオネグリ薬理学研究所の研究では9件の先行研究をまとめてメタ分析を行ったのですが、コーヒーの摂取量と子宮体がんリスクには統計的に有意な逆相関があったそうです。んがしかし、このメタ分析で使われた研究はバイアスリスクが高そうな感じで微妙なんだとか。
ってことで今回研究者たちは、大規模な前向きコホート研究を行いちゃんと調べてみよう…!となったみたいです。因みにこの研究では単にコーヒーと子宮体がんリスクの関係を調べるだけでなく、カフェインありなしも併せてチェックしてくれているところが嬉しいですね。
実験はおなじみNIH-AARPを使った感じでして、今回のサンプル数は226,732人となっております。また参加した女性の方々の年齢範囲は50~71歳でして、平均追跡期間は9.3年とのことでした。この間、子宮体がんを発症してしまったケースは1,486件あったそうで、このデータを基に統計処理してコーヒーとの関係性を見てみたそうです。
では結果を見てみましょう。
- コーヒーの種類:飲まない:1日1杯未満:1日1杯:1日2,3杯:1日3杯以上
- 全コーヒー:1.00:0.87:0.82:0.83:0.64
- カフェインありコーヒー:1.00:0.75:0.68:0.74:0.46
- カフェインなしコーヒー:1.00:0.88:0.81:0.66:0.81
上記の結果は年齢や喫煙、BMI、運動頻度などの変数は調整済みとなっております。これらをみると、カフェインの有り無しに関わらず、コーヒーを飲むと子宮体がんの予防になりそうですね…!
個人的考察
女性に多いガン予防にも効果がありそうな感じなんでやっぱりコーヒーは定期的に飲んでおきたいですねー。