カフェインが認知症・認知機能低下に良いなら、脳の病気であるメンタル・精神障がいはどうなのか…?について見ていきます。



1日6杯未満のカフェインで、うつ症状・認知障害・自殺リスクが低下する…!

2010年のPUCRSの研究によると、カフェインとメンタル・精神障がいについてレビューしてみたそうです。
具体的には、精神障がいのある方とそうでない方を対象としたカフェイン摂取の研究を見直してみたんだとか。それではポイントを見てきましょう…!

  • カフェインを摂取すると、注意力アップ、集中力アップ、認知機能アップ(特に長時間の作業や難しい作業の時に発揮されやすい)、気分の高まりが起こると思われる。
  • 1日6杯未満のカフェインを摂取すると、うつ症状の軽減や認知障害の軽減、自殺リスクが低下する…!
  • 但し、うつ病やADHDに対する研究はまだまだ十分とは言えない。
  • 大量のカフェインを摂取すると稀に精神病症状や躁状態、不安感が起きることがある。
  • パニック障害と社交不安障害(社交不安症とも言う。人前に出ると日々の生活や社会に支障を来すレベルで不安感や恐怖、緊張感に襲われる)の方は、カフェインの不安誘発効果に特に敏感っぽい。一方で強迫性障害(OCD)の方はカフェインが効く可能性がある

どうやら脳の健康を維持するのにカフェインはメリットが多そうですねー。また、精神障がい全般に効くのかはまだまだ分かりませんが、良い効果が出ている物もあるみたいです。
それと大量に飲まず1日6杯未満のカフェインの摂取が良さそう…!ってのも一つの基準として覚えておきたいですね。



個人的考察

ということでコーヒーはメンタルにも良い影響がありそうな感じ。
次回は、ちょっとここでも出てきた自殺リスクとコーヒー・カフェインの研究を見ていきます。



参考文献