勉強法には様々な物がございまして、その中に人に教えるように勉強すると良い…!ってのがございます。これは、科学的に認められているかなり効果的な勉強法でして、物事の理解や記憶の残りやすさが高いんですよね。
では、実際に人に教える行動は必要なのか…?ってことで早速その辺をチェックしてみましょう。



誰かに説明している感覚を持って口に出して読むと良い…!

2015年のケベック大学モントリオール校の研究によると、誰かに話す事と記憶の関係について調べてみたそうです。
この研究は、19~43歳の大学生20名 (男性5名、女性15名、平均年齢23.6歳)が参加したもので、全員に52個の単語を暗記してもらったそうな。その際、以下の4グループに分かれて暗記に励んでもらったらしい。

  1. 頭の中で読む。
  2. 口パクで読む。
  3. 声に出して読む。
  4. 人に向かって口に出して読む。

続いて全員に単語テストを実施、どれぐらい覚えていたかチェックして最終的にどの方法が良かったか見てみたそうです。
気になる結果は、

  • 1位:人に向かって口に出して読む方法…!
  • 2位:声に出して読む方法…!
  • 3位:口パクで読む方法…!
  • 4位:頭の中で読む方法…!

だったとのこと。
しかも興味深いことに、人に向かって口に出して読む方法を実施した際、相手が聞いているかどうかはどうでも良かったそうです。
つまり、誰かに話して説明しているという感覚さえあれば実際はどうあれ記憶に残りやすいってことですな。



個人的考察

この勉強法はオリラジのあっちゃんがテレビに良く出ていた頃に使っていたと話していましたよね(自室で先生になりきって授業のマネをして説明していたとか)。また、京大芸人の中でロザンの宇治原さんが教科書をひたすらぶつぶつ言って読んでいたってこともありましたが、あれもこの研究に通じる話ですな。
いずれにしても誰かが聞いているってイメージを持ちつつ、口に出して勉強するのが良さそうですね。



参考文献