【加筆内容】コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その11「総死亡率編」
ここ最近毎週土日はずーっとコーヒーのメリットの話をしてきました。
詳しくは、
をご覧いただきたいのですが兎に角コーヒー(カフェイン)にはメリットがたくさんあるんですよね(もう10回も書いていたんだ…)
- コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その1「糖尿病編」
- コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その2「パーキンソン病編」
- コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その3「続パーキンソン病編」
- コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その4「認知症編」
- コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その5「メンタル・精神障がい編」
- コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その6「自殺リスク編1」
- コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その7「自殺リスク編2」
- コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その8「自殺リスク編3」
- コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その9「うつ病編1」
- コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その10「うつ病編2」
をご覧いただきたいのですが兎に角コーヒー(カフェイン)にはメリットがたくさんあるんですよね(もう10回も書いていたんだ…)
総死亡率についても1日2,3杯のコーヒーがベスト…!
2012年のアメリカ国立がん研究所の前向きコホート研究によると、コーヒーと総死亡率・原因別死亡率の関係について調べてみたそうです。
この研究はNIH-AARPっていう食事と健康を調査したデータセット(総サンプル数617,119名)を使ったものでして、まず始めにガンや心臓病、脳卒中といった病気の参加者などを除外していったそうな。結果、実験開始時の年齢が50~71歳の男性229,119名と女性173,141名が対象になったとのこと。この対象者のコーヒーの摂取量と総死亡率・原因別死亡率を比べてみたらしい。因みに追跡期間は1995or1996年から2008年までとのこと。それではどうなったか見てみましょう。
まずざっくり見た感じでは、コーヒーを飲む人の死亡リスクは高かったそうな。というのもコーヒーが好きな人って喫煙率が非常に高い傾向にあったんですよね。なんで、その辺の変数を調整すると、想像通り、コーヒーの摂取量と死亡率には有意な逆相関があったそうです。
次にコーヒーの摂取量と男女別の総死亡率を詳しく見てみます。
コーヒーを飲まない男性に比べて、
- 1日1杯未満のコーヒーを飲む男性は0.99…!
- 1日1杯のコーヒーを飲む男性は0.94…!
- 1日2~3杯のコーヒーを飲む男性は0.90…!
- 1日4~5杯のコーヒーを飲む男性は0.88…!
- 1日6杯以上のコーヒーを飲む男性は0.90…!
って感じでした。
続いてコーヒーを飲まない女性に比べて、
- 1日1杯未満のコーヒーを飲む女性は1.01…!
- 1日1杯のコーヒーを飲む女性は0.95…!
- 1日2~3杯のコーヒーを飲む女性は0.87…!
- 1日4~5杯のコーヒーを飲む女性は0.84…!
- 1日6杯以上のコーヒーを飲む女性は0.85…!
って感じでした。
他のコーヒーの研究同様、どうやら総死亡率についても1日2,3杯のコーヒーがベストっぽいですねー。因みに心臓病や呼吸器疾患、脳卒中、怪我や事故、糖尿病、感染症による死亡とコーヒーの摂取量は逆相関の関係にあったみたいですが、ガンの死亡率については相関関係が見当たらなかったとのこと。
因果関係は不明ながらやはりコーヒーは健康に良い飲み物と言えそうですね。