【加筆内容】コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その6「自殺リスク編1」
先週の続きです。
前回はコーヒーがメンタル・精神障がいにプラスの効果を出すことがあるよーって話をご紹介しました。またその中で自殺リスクの低下とも関連がある…!って話も挙げたかと思います。今回はこの自殺リスクの低下の部分を掘り下げていきます。
1日1杯のコーヒーで自殺リスクが低下する…!飲めば飲むほど低下する…!
1993年のカイザー・パーマネンテの研究によると、コーヒーや紅茶と様々な死亡リスクの関係について前向きコホート研究を行ってみたそうです。この研究は、128,934名とその後死亡した4,501名について、コーヒー・紅茶と死亡原因の関係を統計処理して調べてみたものでして、早速ポイントを並べますとこんな感じ。
- コーヒーを1日4杯以上飲む人は、急性心筋梗塞リスクがわずかに高かった。
- 1日1杯のコーヒーや1日1杯の紅茶では、全ての死亡リスクや主要原因による死亡リスクに違いはなかった。
- 1日1杯のコーヒーで肝硬変の死亡リスクが低下(0.77)していた…!
- コーヒーと紅茶の飲む人は自殺リスクが低下していた…!
- 1日1杯のコーヒーで自殺リスクは0.87も低下しており、飲めば飲むほど自殺リスクは低下していた…!
コーヒーや紅茶で自殺リスクが低下する…!ってのは面白い結果ですねー。特にコーヒーの効果は良い感じでたくさん飲むと効果がアップするご様子。