コーヒーのメリットの話の続きです。
今回はコーヒーがパーキンソン病に良いんなら認知症はどうなのか…?って話を見ていきます。



カフェインの摂取で認知症リスクが低下する…!

2010年のポルト大学の研究によると、カフェインの摂取と認知症の関係について系統的レビュー・メタ分析で調べてみたそうです。
そもそも2004年1月までに発表された4件の先行研究のメタ分析によると、コーヒーの摂取量が多いとアルツハイマー病リスクが減る…!と出ていたんですが、それなら認知症はどうなのか…?ってことで、今回チェックしてみたそうな。
まず研究者たちは、2009年9月までに発表されたカフェインと認知機能低下・認知症に関する研究をデータベースで検索してみたらしい。因みに使ったデータベースはMEDLINE、LILACS、Scopus、Web of Scienceとのこと。また検索でヒットした各研究の参考文献もチェックしていったみたい。
次に検索した研究の中から質の高い物をピックアップしていったそうで、最終的には9件のコホート研究と2件の症例対照研究が基準を満たしていたそうな。これらをメタ分析にかけてみたそうです。
気になる結果は、

  • 4件の研究でアルツハイマー病リスクが低下…!
  • 2件の研究で認知症リスクが低下…!
  • 3件の研究で認知機能低下リスクが低下…!
  • カフェインの摂取量と認知障害・認知機能低下のリスク比は0.84だった…!

とのこと。
つまりカフェインの摂取量が多い程、認知症リスクは減っていた…!ってことですね。やっぱコーヒーは脳機能に良さそうですね~。



個人的考察

ということでカフェインで脳機能を守れる…!というお話でした。



参考文献