今回は個人的にこれってやっぱ最強の勉強法じゃないのかな~と思っていた研究をご紹介。



最強の勉強法…!それは他人に教えている(アドバイスしている)という感覚…!

GRITで有名なペンシルベニア大学のアンジェラ・リー・ダックワース博士の2018年の研究によると2,274人を対象にRCT二重盲検を行ったそうな。実験は全部で4つあったらしく、結果、あることをした人はそうでない人に比べ、38%も

  • 勉強した
  • 節約した
  • 怒りづらくなった
  • 体重が減った
  • 求職活動に積極的になった
  • モチベーションがアップした

とのこと。めっちゃいいやん…!
…ってことで気になるこの研究の「あること」とは、他人へのアドバイスをする…!って方法だったらしい…。
普通に考えたら、アドバイスをする方よりもアドバイスを受ける方が上記メリットを得られそうなイメージですが、実際は差に非ず、どうやら人間はアドバイスを受けるよりもアドバイスをした方が良いみたいなんです。つまりここにバイアスがあるってことですね。
更に2014年のワシントン大学の研究では、試験勉強をするよりも人に教えるために勉強した方が記憶に残りやすかったっていう結果が出ていますんで、是非こちらも合わせて押さえておきたいところです。



誰かに説明している感覚を持って口に出して読むと良い…!

他人へのアドバイスや教えるって勉強法が良いと分かったところで、次に、実際に人に教える行動は必要なのか…?ってことをチェックしてみましょう。
2015年のケベック大学モントリオール校の研究によると、誰かに話す事と記憶の関係について調べてみたそうです。
この研究は、19~43歳の大学生20名 (男性5名、女性15名、平均年齢23.6歳)が参加したもので、全員に52個の単語を暗記してもらったそうな。その際、以下の4グループに分かれて暗記に励んでもらったらしい。

  1. 頭の中で読む。
  2. 口パクで読む。
  3. 声に出して読む。
  4. 人に向かって口に出して読む。

続いて全員に単語テストを実施、どれぐらい覚えていたかチェックして最終的にどの方法が良かったか見てみたそうです。
気になる結果は、

  • 1位:人に向かって口に出して読む方法…!
  • 2位:声に出して読む方法…!
  • 3位:口パクで読む方法…!
  • 4位:頭の中で読む方法…!

だったとのこと。
しかも興味深いことに、人に向かって口に出して読む方法を実施した際、相手が聞いているかどうかはどうでも良かったそうです。
つまり、誰かに話して説明しているという感覚さえあれば実際はどうあれ記憶に残りやすいってことですな。

この勉強法はオリラジのあっちゃんがテレビに良く出ていた頃に使っていたと話していましたよね(自室で先生になりきって授業のマネをして説明していたとか)。また、京大芸人の中でロザンの宇治原さんが教科書をひたすらぶつぶつ言って読んでいたってこともありましたが、あれもこの研究に通じる話ですな。
いずれにしても誰かが聞いているってイメージを持ちつつ、口に出して勉強するのが良さそうですね。



個人的考察

ということで自分の為に他人へアドバイスをガンガンしていきましょう…!というお話でした。余談ですが、当ブログでまとめた内容は、なるほど確かに覚えていることが多いですね~。やっぱ個人的にこれは最強じゃないかと思う次第です。
また他の勉強法も知りたい…!って方は下記を併せてご覧になるとよろしいかと思います。