昨日の続きです
今回は2010年のイギリスのガン発症からどの危険因子がヤバいのか見ていきます。



ガンになりたくないなら兎にも角にも禁煙…!次に食事・お酒・肥満対策…!

2011年の王立がん研究基金の研究によると、イギリスにおけるライフスタイルと環境要因によるガンリスクの割合について調べてみたそうです。
具体的には、2010年にイギリスで発生した18種類のガンのうち、原因と考えられる14の危険因子について調べてみたとのこと。
それではまずその14の危険因子ってのをチェックしておきましょうか。

  1. 喫煙
  2. 飲酒
  3. 野菜果物の摂取
  4. 赤身肉と加工肉の摂取
  5. 食物繊維の摂取
  6. 塩分の摂取
  7. 肥満
  8. 運動座りがち
  9. ホルモン問題
  10. 感染症
  11. 電離放射線
  12. 太陽からの放射線
  13. 職業
  14. 授乳

次にこの14の危険因子が原因の場合はどれぐらいだったかですが、なんでも2010年のイギリスのガンのうち42.7%(男性45.3%、女性40.1%)だったそうな。そしてこの14の危険因子の中で最もヤバかったのがタバコでして、2010年の全ての種類の新規ガン発症例の19.4%も関係があったらしい。
更にこの研究ではタバコ以外でのヤバさってのを男女別に調べておりまして男性の場合は、

  • 野菜と果物の摂取不足:6.1%…!
  • 職業上の問題:4.9%…!
  • お酒の摂取:4.6%…!

って感じで女性の場合は、

  • 肥満(特に乳がんリスクが高まる):6.9%…!
  • 感染性にかかる:3.7%…!

となっておりました。
それと男女全体は下記グラフが参考になるかと思いますので併せてみておきましょう(クリック又はタップで拡大できます)


まとめとしては、

  • 喫煙・食事・飲酒・肥満は2010年にイギリスで発症したガンの34%を占めていた…!
  • 喫煙・食事・飲酒・肥満は14の危険因子によるガン発症全体のほぼ5分の4を占めていた…!

のような形です。



個人的考察

前回紹介した研究とほとんど同じ感じで、健康危険因子を対策しておけば30~40%ほどガンを予防できそうですし、その中でも圧倒的にタバコがヤバくて、その次に食事・お酒・肥満がくるみたいですな。



参考文献