すっかりとココアがおいしい季節になりましたね~。
ってことで、季節に関係なくココアを飲んでおくと良いかもよ~ってお話をご紹介します。



ココアでインスリン感受性が改善し加齢による認知機能の低下を防げる…!

2014年のラクイラ大学の研究によると、認知機能が低下していない高齢者を対象にしてココアフラバノールが脳に効くのか調べてみたそうです。
この研究はRCTを二重盲検で行ったもので、認知機能に問題のない高齢者90名を対象に行われたそうな。
具体的には以下の3グループにランダムに振り分けたらしい。

  1. 高ココアフラバノールグループ:1日に993mgのココアフラバノールが入った飲料を摂取してもらう
  2. 中ココアフラバノールグループ:1日に520mgのココアフラバノールが入った飲料を摂取してもらう
  3. 低ココアフラバノールグループ:1日に48mgのココアフラバノールが入った飲料を摂取してもらう

実験期間は8週間で、その間、毎日ココアフラバノール入り飲料を飲んでもらったそうです。
結果は、

  • 高ココアフラバノールグループと中ココアフラバノールグループは、低ココアフラバノールグループに比べて、特定の認知機能に対してプラスの影響があった…!
  • 更に高ココアフラバノールグループは、中ココアフラバノールグループよりも、特定の認知機能に対してプラスの影響があった…!
  • 高ココアフラバノールグループと中ココアフラバノールグループは、低ココアフラバノールグループに比べて、インスリン抵抗性、血圧、脂質過酸化反応が大幅に改善していた…!

とのこと。
定期的にココアやチョコレートでカカオ・ココアフラバノールを摂取しておくと、インスリン感受性が改善し、それによって加齢に伴う認知機能の低下を防ぐことができるっぽいですね。



個人的考察

つまり、日ごろからココアを飲んでおくと脳の健康を維持できる可能性があるということです。ぜひ、ココアかダークチョコレートを食べておくと良いかな~と思います。



参考文献