皆さんは筋トレするとき、スピードを意識しますか…?
聞いたことがある人も多いかと思いますが、実は筋トレを行う時はゆっくりやった方が良い…!って話があるんですよ。いわゆるスロートレーニングですな。
では本当にスロートレーニングは普通に行うより効果が高いのかを見ていきたいと思います。



ハーフスクワットでスロートレーニングの効果を調べてみた…!

1993年のバララット大学の研究によると、筋トレのスピードによって筋力や筋肥大の成長に違いが出るのか調べてみたそうです。
この研究は、筋トレ初心者である男性18人(年齢19〜23歳)を対象に行ったそうで、8~12RMの負荷で7.5週間、ハーフスクワット(膝を90度まで曲げて元に戻すスクワット)を全員に行ってもらったとのこと。その際、以下の2グループにランダムに分かれて行ってもらったそうな。

  1. ゆっくりとした動作でハーフスクワットを行ってもらう(10人)
  2. 速い動作でハーフスクワットを行ってもらう(8人)

これを週3ペースで行ったそうです。
結果、

  • 全員、筋力・筋肥大ともに大幅にアップしていたが、グループ間の有意差はなかった…!
  • 最大筋力は、速いグループが68.7%、遅いグループが23.5%アップしていた…!
  • 等尺性収縮の強度(曲げたり伸ばしたりせずそのまま維持すること)は、速いグループが12.4%、遅いグループが31%アップしていた…!
  • 筋肥大はグループ間の差はなかった…!

とのこと。
成長する筋肉に多少の違いはあれど、特に有意差はなさそうですねー。
つまり、速くても遅くてもどっちでもいいと…。



個人的考察

ということでまずはスロートレーニングに不利な結果が出てしまいました。
しかし、これだけでは、

  • 種目が悪かったのでは…?
  • 高齢者だと効果が出るのでは…?

って可能性がございます。



参考文献