年末年始で体重が…って方は多いはず。
そこで慌てて運動してしまうのは非常にまずくて、そもそもここで運動をチョイスしている時点で、普段から運動していないから続かないし、そもそも運動はダイエット効果が低いんですよね…。
ではどうすれば…?ってことで、これをやると良いよーってお話です。


タンパク質を15%増やすだけで1日の摂取カロリーが441±63kcalも減る…!

2005年のワシントン大学の研究によると、炭水化物の摂取量を変えずにタンパク質の摂取量だけ増やしたら、ダイエット効果(食欲ダウン・カロリー摂取量ダウン・体重ダウン)があるのか調べてみたそうです。
というのも、よくある糖質制限ダイエットで痩せた…!ってのは糖質を減らした代わりにタンパク質の摂取量が多くなっているってことが結構あるんですよね。その辺はどうなのか…?ってのを調べたのが今回の研究になります。
実験に参加したのは男性3名、女性16名の計19名でして、平均年齢は41±11歳、平均体重は72.0±8.9kg、平均BMIは26.2±2.1だったとのこと。
この方々に、以下の順で食事をとっていってもらったらしい。

  1. 2週間、体重キープ食を食べてもらう:タンパク質15%、脂肪35%、炭水化物50%
  2. 2週間、炭水化物を変えずに高タンパク質食を食べてもらう:タンパク質30%、脂肪20%、炭水化物50%
  3. 12週間、お腹が減ったら食事をする、満足したらやめるなど、食べる量や運動量、体重を気にせずに自由に食事をして過ごしてもらった:タンパク質30%、脂肪20%、炭水化物50%

合わせて、インスリンレプチングレリンなんかを採血によりチェックしたらしい。
結果は、1日の消費カロリーが3回の測定でそれぞれ80kcal、85kcal、101kcalと増えていたそうです。つまり、タンパク質を増やした食事を取ると、1日の消費カロリーが約80kcalから100kcal増える…!ってことですね。
更に最終的には高タンパク質食で、

  • 満腹感が大幅にアップしていた…!
  • 1日の摂取カロリーが441±63kcalも減っていた…!
  • 体重が4.9±0.5kgも減っていた…!
  • 体脂肪が3.7±0.4kgも減っていた…!
  • レプチン感受性(≒レプチンの効き)がアップしていた…!

とのこと。
普段の食事からタンパク質量を15%増やすだけで、満腹感がアップし、それによって自然と摂取カロリーが減って体重・体脂肪も減るとは…。これは良いですねー。



個人的考察

タンパク質を15%増やすだけで1日の摂取カロリーが441±63kcalも減る…!ってのは非常に魅力的なのではないでしょうか…?
年末年始のツケを払うためにもタンパク質を増やしましょう…!



参考文献