【加筆内容】肉なし野菜メインは一見健康そうだが実際は健康状態が悪く不安症やうつ病になりやすい!
肉なし野菜メインは一見健康そうだが実際は健康状態が悪く不安症やうつ病になりやすい…!
2014年のグラーツ医科大学の横断研究によると、様々な食生活の違いによって健康状態が変わるのか調べてみたそうです。
この研究は、2006年3月~2007年2月まで行われたオーストリアの健康調査AT-HIS(2014年時点では8年ごとに実施される標準調査)を用いたそうで、食生活を以下の6グループに分類したとのこと。
- ベジタリアン:全体の0.2%だった。男女の割合は男性42.3%、女性57.7%。
- ラクト・オボ・ベジタリアン:全体の0.8%だった。男女の割合は男性22.7%、女性77.3%。
- ペスクタリアン+ラクト・オボ・ベジタリアン:全体の1.2%だった。男女の割合は男性23.3%、女性76.7%。
- 肉食と多くの果物と野菜を組み合わせる:全体の23.6%だった。男女の割合は男性32.8%、女性67.2%。
- 肉の少ない肉食を食べる:全体の48.5%だった。男女の割合は男性39.2%、女性60.8%。
- 肉が多い肉食を食べる:全体の25.7%だった。男女の割合は男性69.9%、女性30.1%。
んで、この分類だと野菜グループのサンプル数が少なすぎるので、肉なし野菜メイン系3つ(ベジタリアン、ラクト・オボ・ベジタリアン、ペスクタリアン+ラクト・オボ・ベジタリアン)を一つにまとめたんだそうな。肉なし野菜メイン系3つのサンプル数は343人でその中から使えそうなデータ340人をピックアップし、肉系3つと比べてみたらしい。
つまりまとめると、総サンプル数は1,320人で以下の4グループに分けたってことですね。
- 肉なし野菜メイン系グループ(330人)
- 果物・野菜・肉を食べるグループ(330人)
- ちょっと肉を食べるグループ(330人)
- ガッツリ肉を食べるグループ(330人)
最後に健康状態と比べてみたら、こんな感じの結果になったそうです。
- 肉なし野菜メイン系グループの平均BMIは22.9と最も低かった…!
- ちょっと肉を食べるグループの平均BMIは23.4だった…!
- 果物・野菜・肉を食べるグループの平均BMIは23.5だった…!
- ガッツリ肉を食べるグループの平均BMIは24.9と最も高かった…!
- つまり、ガッツリ肉を食べる人は他の食事よりもBMIが高くなる傾向にあった…!
- 運動頻度にグループ間の違いはなかった…!
- 喫煙の有無にグループ間の違いはなかった…!
- 肉なし野菜メイン系グループの過去28日間の飲酒頻度は2.6日と最も少なかった…!
- 果物・野菜・肉を食べるグループの過去28日間の飲酒頻度は3.0日だった…!
- ちょっと肉を食べるグループの過去28日間の飲酒頻度は4.4日だった…!
- ガッツリ肉を食べるグループの過去28日間の飲酒頻度は4.8日と最も多かった…!
- つまり、肉なし野菜メイン系グループや果物・野菜・肉を食べる人たちは、ちょっと肉を食べるやガッツリ肉を食べる人たちよりも、飲酒頻度がかなり少ない傾向にあった…!
- 肉なし野菜メイン系グループは他のグループに比べて、アレルギーやガン、精神疾患・精神障がい(不安症やうつ病)を発症する可能性がかなり高かった…!
う~ん…。
肉なし野菜メインはBMIが低くお酒を飲む頻度も少なくて一見健康そうな感じなんだけど、ふたを開けると健康状態が悪く、更に不安症やうつ病といったメンタルへの悪影響もあるみたいですね。研究者も生活の質の低下が関係していることを示している、とおっしゃっておりますし…。