前回前々回の続きです。
今回も睡眠不足のデメリットを引き続きご紹介し、睡眠の質を意識した生活を送りたいようにしていこうかと思います(笑)
因みにデメリットはいいから対策を…!って方は個人的考察をご覧ください。


睡眠不足(夜勤・夜のブルーライト)でガンになる…!

睡眠不足と密接に関わりがあるのが夜勤です。そして夜勤と深い関わりがあるのが夜のブルーライト(人工光)となります。
ざっくりとした流れを書いておくと、

  1. 夜勤により夜通しブルーライトを浴びる
  2. 睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑制される
  3. 概日リズム(体内時計)が狂う
  4. 睡眠不足に…!

って感じ。
そのため、夜勤で慢性的な睡眠不足に陥る人は結構良いんですよね。
そして夜勤(夜のブルーライト)はガンの発症リスクと関係がある…!って研究が結構あるんですよ。
代表的な物としては、夜勤と乳がんの発症リスクとの関係です。
例えば、


と様々な観察研究夜勤で乳がんの発症率がアップする…!と示されております。


また2003年のチャニングラボ前向きコホート研究では、夜勤と結腸がん・直腸がん(大腸がん)との関係を調べております。
この研究はNurses' Health Study(NHS)という、看護師さんの健康アンケート調査に参加した女性の方を対象としておりまして、1988~1998年までの10年間、追跡調査をしたそうな。
最終的なサンプル数は78,586人で、追跡調査中に結腸がん・直腸がん(大腸がん)を発症した方は602名だったらしい。
んで、最後に夜勤の有無と結腸がん・直腸がん(大腸がん)の発症を比べてみた結果、

  • 1年間のうち月に少なくとも3日の夜勤をしていた女性は、夜勤を全く行っていなかった女性と比較して、結腸がん・直腸がん(大腸がん)の発症率が高かった…!
  • 夜勤年数(1年間のうち月に少なくとも3日の夜勤)が15年以上の女性は、1~14年の女性、夜勤を全く行っていなかった女性よりも結腸がん・直腸がん(大腸がん)の発症率が高かった…!

そうです。
つまり、夜勤年数が多くなればなるほど、結腸がん・直腸がん(大腸がん)の発症率がアップする…!ってことですね。
これについて研究者曰く、

  • これらのデータは、月3日以上の夜勤を15年以上にわたって行うと、女性の結腸がん・直腸がん(大腸がん)の発症リスクがアップする可能性を示している

としています。



個人的考察

睡眠不足の具体的な対策は下記からご覧ください。
因みにいろいろありますが気になるところ、できるところから手を付けていくでOKです…!




参考文献