【加筆内容】今さら聞けない睡眠不足のデメリットを紹介していくよー その1
冬になると日光を浴びる機会が減って、結果、ビタミンDが足りなくなり、メンタルへの影響が出ることがございます。そして同じく崩れやすいのが睡眠です。
ということで今回から睡眠不足のデメリットをどんどん紹介し、睡眠の質を意識した生活を送りたいようにしていこうかと思います(笑)
睡眠不足によるパフォーマンス低下の影響度は気分→認知→運動の順…!また部分的な睡眠不足は短期・長期の睡眠不足よりも深刻な影響を与える…!
1996年のブラッドリー大学の研究によると、睡眠不足が人間のパフォーマンスにどう影響するのかメタ分析してみたそうです。
具体的には睡眠不足によって、
- 気分の変化
- 運動パフォーマンスの変化
- 認知パフォーマンスの変化
の3つを見てみたらしい。
まず研究者たちは、睡眠不足と人間のパフォーマンスの関係を調べた研究を集めたそうで、結果56件が見つかったとのこと。次に56件の中から質の高い研究をピックアップ、最終的には19件の研究に絞ったそうな。
因みに19件の研究の種類は、
- 短期間の睡眠不足を調べた研究:4件
- 長期間の睡眠不足を調べた研究:6件
- 短期・長期の両方の睡眠不足を調べた研究:3件
- 部分的な睡眠不足になってもらった研究:6件
だったみたい。
19件の研究の総サンプル数は1,932人で、143の研究係数があったそうです。
この143の効果量をメタ分析したんだとか。
気になる結果は、
- 睡眠不足で人間のパフォーマンスは大きく低下していた…!
- 睡眠不足の人は、そうでない人に比べて、1.37もパフォーマンスが低かった…!
- 睡眠不足は、運動パフォーマンスへの影響が最も小さく、認知パフォーマンスへの影響が大きく、気分への影響は最も大きかった…!
- 部分的な睡眠不足は、短期・長期の睡眠不足よりも、影響が大きかった…!
- 部分的な睡眠不足は、短期・長期睡眠不足に比べて、認知パフォーマンスをかなり低下させていた…!
- 部分的な睡眠不足は、長期睡眠不足に比べて、気分により大きな影響を与えていた…!
とのこと。
睡眠不足でパフォーマンスが低下するってのは当然ですが、影響度が気分→認知→運動の順なんですね。また、部分的な睡眠不足(テスト前日の徹夜とか)が、短期・長期の睡眠不足といった慢性的な睡眠不足よりも深刻な影響を与えるってのも覚えておきたいですねー。
つまり、テスト前の徹夜は最悪であると…。
個人的考察
睡眠不足の具体的な対策は下記からご覧ください。
因みにいろいろありますが気になるところ、できるところから手を付けていくでOKです…!
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