カフェインのデメリット編、その1その2の続きです。
これまで50mg、300mg超えを見てきましたが更にそれ以上のリスクを見ていきましょう…!



高ストレス状態の人が500mgのカフェインを摂取すると幻聴が聞こえやすくなる…!

2011年のラトローブ大学の研究によると、幻聴とカフェイン・ストレスの関係について調べてみたそうです。
この研究は男性35人、女性57人の計92人が参加したもので、参加者の中に聴覚障がいの方や精神疾患の方、向精神薬を使っている方、過去それらの病歴がある方はいなかったそうな。
まず参加者全員に現在自分が高ストレス状態か低ストレス状態かを聴きつつ、高カフェイングループと低カフェイングループに割り当てていったらしい。つまり全部で以下の4グループがあったわけですな。

  1. 低ストレス・低カフェイングループ
  2. 低ストレス・高カフェイングループ
  3. 高ストレス・低カフェイングループ
  4. 高ストレス・高カフェイングループ

続いて参加者全員にホワイトノイズ(昔のテレビの砂嵐音みたいな音)を聞いてもらったそうで、その際、ホワイトノイズ中にホワイトクリスマスの歌が聞こえたら報告するように求められたんだとか。んがしかし、実際そんな曲は一度も流れておりません。これで幻聴が聞こえたかどうかを判断したってことですね。
この結果がどうだったかといいますと、

  • ストレスとカフェインのダブルの効果によって幻聴(ホワイトクリスマス)を聞く頻度が多くなっていた…!
  • 高ストレス・高カフェイングループは、より多くの幻聴を引き起こすことが明らかになった…!

とのこと。
日々の生活でストレスフルな状態が続いている人(慢性ストレスを持っている人)が、カフェインをたくさん摂取するとヤバそうですね~。
因みにこの研究の高カフェインは、一度に500mgのカフェインを摂取したらしいんで、コーヒーをがぶがぶ飲みまくったり、エナジードリンクを一気飲みしたら到達してしまいますな。



個人的考察

ということで高ストレス者はカフェインをたくさん飲まない方が良さげな感じです。



参考文献

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S019188691000591X