前回の続きです
引き続きメンタル改善にオメガ3脂肪酸が効果的なのか見ていきます。



魚を1日83.3~112g食べると精神障害リスクが30%も減る…!

2007年のラス・パルマス・デ・グラン・カナリア大学前向きコホート研究によると、オメガ3脂肪酸の摂取・魚の摂取と精神障害の関係について調べてみたそうです。
この研究は、SUNコホート研究っていうものを使っておりまして、スペインの大学卒業生を対象に、高血圧や糖尿病、肥満、冠状動脈性心疾患(CHD)といった健康リスクと食事の関係を調べているものとなっております。
サンプル数は7,903人でして、食事アンケートからオメガ3脂肪酸の摂取量と魚の摂取量をチェックしつつ、追跡期間の2年間のうちに精神障害・うつ病・不安障害を発症していたかを見てみたそうな。
最後にデータを統計処理した結果、2年間のうちにうつ病が173件、不安障害が335件、ストレスによる障害が4件あったそうです。
んで気になる関係性ですが、オメガ3脂肪酸・魚をほとんど食べない人の精神障害リスクを1.00とすると、

  • ちょっと食べる:0.72
  • まぁまぁ食べる:0.79
  • よく食べる:0.65
  • すごく食べる:1.04

って感じだったそうな。
全体的にやはり定期的なオメガ3脂肪酸・魚の摂取はメンタルに良い影響を及ぼすみたいですねー。
では実際どれぐらい食べれば良いのかのベストについてですが、研究者曰く、

  • 魚を1日83.3~112g食べると、精神障害リスクが30%も減るぞ…!

とのこと。
ちっこいサバ缶1個ぐらいっすね。これならそんなに難しくなくてよろしいですな。



個人的考察

メンタル安定・改善の為にもぜひ1日100g程の魚をお食べ下さい。



参考文献