引き続き毎週土曜日はテストステロン研究を見ていきます。



14~20歳の肥満男性におけるテストステロン濃度について横断研究を行ってみた…!

2013年のニューヨーク州立大学バッファロー校の研究によると、14~20歳の肥満男性におけるテストステロン濃度について横断研究を行ってみたそうです。
なんでも先行研究により、

  • 2型糖尿病の中高年男性はテストステロンが低かった…!
  • 肥満の中高年男性はテストステロンが低かった…!
  • 18歳から35歳までの2型糖尿病の男性はテストステロンが低かった…!
  • テストステロン濃度はBMIと負の相関関係にあった…!

ってことが分かっていたそうな。
但し、未成年ぐらいまでの若い男性においても肥満がテストステロン濃度の低下と関係しているかは不明だったとのこと。そこで今回調べてみることにしたんだとか。
この研究は、14~20歳の肥満体型な男性25名と痩せ体型な男性25名を対象にしたもので、以下の数値を測定してみたそうな。


最後に集まったデータを統計処理してその傾向を見てみたそうです。
結果、肥満男性は痩せた男性よりも、

  • 総テストステロン濃度が有意に低かった(10.5vs21.44nmol/l)
  • 遊離テストステロン濃度が有意に低かった(0.22vs0.39nmol/l)
  • C反応性タンパク(CRP)が有意に高かった(2.8vs0.8mg/l)
  • HOMA-IR(インスリン抵抗性)が有意に高かった(3.8vs1.1)

とのこと。
因みに遊離テストステロン濃度は年齢と正の相関関係があり、一方で、BMI、HOMA-IR、CRP濃度とは負の相関関係にあったそう。それとテストステロン濃度が正常値以下の男性では、総エストラジオール濃度と遊離エストラジオール濃度が有意に低かったらしい。
つまりこれらから何が言えるのかというと、

  • 14~20歳の肥満男性は痩せた男性よりもテストステロン濃度が40~50%低く、一方で、体内炎症やインスリン抵抗性は悪化している…!
  • 14~20歳の男性の肥満は、テストステロン濃度の低下と関係があり、エストラジオール濃度(女性ホルモン)の上昇とは関係がない…!

って感じでしょうか。



個人的考察

更に先行研究結果も踏まえると、年齢に関係なく肥満でテストステロンは下がるっぽいですね。



参考文献