引き続き毎週土曜日はテストステロン研究を見ていきます。
今回も豆類とテストステロンのお話です。



大豆の摂取量と前立腺特異抗原(PSA)・テストステロン値の関係についてRCTのクロスオーバーデザインを行ってみた…!

2006年のハワイ大学の研究によると、大豆の摂取量と前立腺特異抗原(PSA)・テストステロン値の関係についてRCTのクロスオーバーデザインを行ってみたそうです。
そもそもアジア諸国における前立腺がんの発症率は低い感じでして、対して大豆の摂取量は多くなっております。このことから、大豆食品って前立腺がん予防になるんじゃないの…?と思われていたんですな。
そこで今回、日常的に大豆をたくさん摂取している人とそうでない人を比べて、前立腺特異抗原(PSA:前立腺から分泌されるタンパク質で、これが高くなるとがん率も高くなる)とテストステロンをチェックしてみることにしたらしい。
この研究は男性24名を対象にしたもので、以下の2グループにランダムに分かれてもらったというもの。因みにドロップアウト者が一人出たらしく、最終的なサンプル数は男性23名で平均年齢58.7±7.2歳だったそうな。

  1. 高大豆摂取グループ:1日2回大豆製品を摂取してもらった。
  2. 低大豆摂取グループ:普通の食事を摂取してもらった。

これらの食事を3か月間行ってもらったそうです。
その後、1か月間のウォッシュアウト期間を設けつつ、今度はグループを入れ替えて再度3ヶ月間、上記の食事を実践してもらったんだとか。併せて、実験中に4回の採血と5回の夜間の尿サンプルを取ったみたい。
最後に集まったデータを統計処理した結果、以下の傾向が見られたらしい。

  • 高大豆摂取グループは低大豆摂取グループよりも前立腺特異抗原が14%低下した…!
  • 高大豆摂取グループも低大豆摂取グループもテストステロン値に変化はなかった…!

つまり、豆類を食べると、前立腺がんリスクを減らせるし、テストステロンは減らないぞ…!って結果だったと…。



個人的考察

こちらの研究でも豆類を食べてもテストステロンに影響はないって結果でしたね。しかも前立腺がん予防にもなりそうな感じ…。



参考文献