【加筆内容】現代人にオーストラリアの伝統的な狩猟採集生活をしてもらい、インスリンの変化を調べてみた!
現代人にオーストラリアの伝統的な狩猟採集生活をしてもらい、インスリンの変化を調べてみた…!
1980年のメルボルン大学の研究によると、現代人にオーストラリアの伝統的な狩猟採集生活をしてもらい、インスリンの変化を調べてみたそうです。先行研究により、都市化した地域に住む成人の糖尿病有病率は高いってことが分かっております。そしてオーストラリア先住民も都市化に対して同じ感じだったそうな。
そこで伝統的な狩猟採集生活を送ってもらったらインスリン分泌がどう変化するのか調べてみることにしたらしい。
この研究は、西オーストラリア州ダービーのモワンジャム・コミュニティ出身の先住民(アボリジニ)13人が参加したというもの。この方々に伝統的な狩猟採集生活を3か月間送ってもらったそうな。その後、インスリンをチェックしたみたい。
次に実験前の都市部の生活に戻ってもらい、3か月が経ったところで再びインスリンをチェックしてみたんだとか。
更に同じ内容で、年齢と体重が一致する白人の参加者にも行ってみたそうです。
結果、以下のことが分かったそうな。
- 空腹時の血糖値は、先住民の方が白人よりも低く、生活様式の変化による影響を受けなかった。
- デンプン摂取後の最初の1時間におけるインスリンの変化について、都市部のアボリジニの方は4,478±465μU/ml-1/分、伝統的なアボリジニの方は2,959±301μU/ml-1/分、白人の方は2,097±224μU/ml-1/分だった…!
元々アボリジニの人々はインスリン反応が非常に高いみたいで、伝統的な狩猟採集生活に戻ることでインスリン反応は改善されるものの、完全に元には戻らない可能性があるってことですね。
因みに伝統的な狩猟採集生活に戻してから10~12週間後、白パンに含まれるデンプン70gに対するインスリン反応は減少したけど、血糖反応は低下しなかったみたいです。
