先週の続きです。
引き続き、2020年にアル・クッズ大学が発表した、レビュー論文を見ていきます。



アルツハイマー病で起こっている事

アルツハイマー病で起こっている事として主だったものは以下とのこと。

  • 老人斑(神経突起斑・アミロイドプラーク・SP):老人斑は、様々な形をしたアミロイドβという異常なタンパク質が脳の神経細胞の外側に沈着してできた塊のことを言います。こいつが海馬、扁桃体、大脳皮質にたくさん蓄積することによって、アルツハイマー病の症状を引き起こすと考えられているんですな。
  • 神経原線維変化(NFT):神経原線維変化は、過剰にリン酸化された「タウタンパク質」という異常な物質が脳の神経細胞内に溜まり、互いにねじれてらせん状のフィラメント(繊維状)になって固まることを言います。こいつが脳内の重要なタンパク質の喪失を引き起こすんですな。
  • シナプスの喪失:脳内にはニューロンという神経細胞そのものがありまして、それをつないでいるところがシナプスであります。つまりニューロンは体であり、シナプスは手のような感じで握り合っているみたいなことです。そしてシナプスの損傷は記憶障害を引き起こし、一般的にアルツハイマー病の初期段階として観察されるんですよ。そしてシナプスの喪失はアミロイドβやタウタンパク質の蓄積、ミトコンドリアの損傷や酸化ストレスなどで起きると考えられているんですな。

すごーく雑にいうなら、部屋に長年のゴミが溜まり、それらがぐちゃぐちゃに絡み合って、結果、探し物が見つからないし、いつの間にかなくしちゃっている、新しく物を持ってきても、すぐゴミの中に埋もれてしまい分からなくなってしまうって感じです。これがアルツハイマー病であり、認知症なんですな。



個人的考察

ということで今回はここまで。
続きは来週です。



参考文献

最後にご紹介します。