当事業所は就労移行支援のサービスを提供しておりまして、当然ながら就職活動を支援しております。そこで、就職を考える際に大切なのが今の自分の状況の把握。以前に書いた通り、人間は自分について分かっているようで実際は全然わかっていなく、そこにバイアス(思い込み)が発動するんですよね。
そこで、就職活動を行う時に自分の価値をどう客観的にみつめるかがポイントになる訳ですが、そんな時に使える方法が今回ご紹介する内容です。



就職活動をする際、自分の価値をハイブランド品やレザー品に例えると分かりやすい…!

では早速、説明していきたいと思いますが、まずは、上記見出しの通り、自分の価値を考える時は自分をハイブランド品やレザー品に例えると分かりやすいです。人を物に例えるのはあんまり良い例えじゃないんですが、まぁ、分かりやすいのでそういうのが気にならない方のみご覧ください。
それぞれの例えは以下な感じ。


ハイブランド品の例え

  1. 学校を卒業して新卒として就職活動をする際、「若さ」や「まっさらな状態」があるため、企業からは好まれやすい。これは「若さ(新卒)=それだけで価値がある=ハイブランド品」に例えられる。同じく「まっさらな状態=これから使い込んでいく状態」と言える。
  2. しかし、当然、新品のハイブランド品も、店頭にずっと並べたまま買ってもらえなければ、少しずつ、ホコリが被ったり、汚れたり、経年劣化をしてしまう。つまり、人間も毎年何もしていなくても1歳ずつ年を取っていく。
  3. 当然、同じ新品のハイブランド品でも皆、きれいな方を買ってしまう。これは新卒で職歴なしと30歳で職歴なしと40歳で職歴なしの場合に企業が採用するか否かを決める時と似ている。
  4. しかし、年数が経っていても、例えば、有名人が使用したものだったり、実際に有名人のサインが書いてあったりなどすると価格が下がらない、どころか、たとえ傷がついていても価格が元の値段よりも上がる。これは良い職歴に例えられる。
  5. もちろん、どこのだれか分からない人が使ったようなリサイクルショップにあるハイブランド品は価格が元の値段よりも下がる。これはあまり良い職歴ではない場合に例えられる。
  6. 当然、誰かに買ってもらう(採用してもらう)のに箱や説明書などの付属品、鑑定書などはあった方が良い。それが有名で価値のある鑑定人の鑑定書であればあるほど、その価値は高まる。これは学歴(良い学歴であればあるほど良い)や資格(難しい資格であればあるほど良い)、何かの賞(有名な賞であればあるほど良い)を受賞したなどが当てはまる。当然、どちらも多いに越したことはない。
  7. また、買ったハイブランド品を長く愛用することがある。例えば、かなり古くなっても、少し汚れてきても、長年使ってきた使いやすさやお気に入りといった理由で、使い続ける場合がある。これは勤続年数に例えられる。
  8. 人には好みがある。たとえ、ハイブランド品でも形や色などがその人の好みに合っていなければ買うことはないし、長く使い続けることもない。同様に企業も欲しい人材基準が違い、求めているスキルも違う。
  9. できれば、買ったハイブランド品が将来プレミアム品となり価格が買った時より高くなることを期待する。当然企業も採用した人が将来、会社にとって重要な存在になることを期待する。


レザー品の例え

  1. 学校を卒業して新卒として就職活動をする際、「若さ」や「まっさらな状態」があるため、企業からは好まれやすい。これは「若さ(新卒)=それだけで価値がある=新品のレザー品」に例えられる。同じく「まっさらな状態=これから使い込んでいく状態」と言える。
  2. しかし、当然、新品のレザー品も、店頭にずっと並べたまま買ってもらえなければ、少しずつ、ホコリが被ったり、汚れたり、経年劣化をしてしまう。つまり、人間も毎年何もしていなくても1歳ずつ年を取っていく。
  3. 当然、同じ新品のレザー品でも皆、きれいな方を買ってしまう。これは新卒で職歴なしと30歳で職歴なしと40歳で職歴なしの場合に企業が採用するか否かを決める時と似ている。
  4. しかし、年数が経っていても、例えば、有名人が使用したものだったり、実際に有名人のサインが書いてあったりなどすると価格が下がらない、どころか、たとえ傷がついていても価格が元の値段よりも上がる。これは良い職歴に例えられる。
  5. もちろん、どこのだれか分からない人が使ったようなリサイクルショップにあるレザー品は価格が元の値段よりも下がる。これはあまり良い職歴ではない場合に例えられる。
  6. 当然、誰かに買ってもらう(採用してもらう)のに箱や説明書などの付属品、鑑定書などはあった方が良い。それが有名で価値のある鑑定人の鑑定書であればあるほど、その価値は高まる。これは学歴(良い学歴であればあるほど良い)や資格(難しい資格であればあるほど良い)、何かの賞(有名な賞であればあるほど良い)を受賞したなどが当てはまる。当然、どちらも多いに越したことはない。
  7. また、買ったレザー品を長く愛用することがある。例えば、かなり古くなっても、少し汚れてきても、長年使ってきた使いやすさやお気に入り、レザーの馴染んだ感触といった理由で、使い続ける場合がある。これは勤続年数に例えられる。
  8. 人には好みがある。レザー品の皮の質や形、色などがその人の好みに合っていなければ買うことはないし、長く使い続けることもない。同様に企業も欲しい人材基準が違い、求めているスキルも違う。
  9. できれば、買ったレザー品が経年劣化などにより、良い味がでて、もっと自分になじむことを期待する。当然企業も採用した人が将来、会社にとって重要な存在になることを期待する。



個人的考察

基本的に同じことを書いていますんで、ハイブランド品かレザー品、どちらかを使っていただけたらと思います。