この間、研修の資料を整理していた際にチラッと視界に入ったのがアンガーマネジメントの6秒ルール。
今回はこれについて一応書いておきます。



アンガーマネジメントによく出てくる6秒ルールってなに…?

アンガーマネジメントとは怒りの管理方法(コントロール方法)のことで、虐待やバーンアウトを防ぐためによく研修などで出てくる言葉であります。
んで、このアンガーマネジメントを具体的に行うにはどうすれば良いのか…?ってことで、良く出てくるのが6秒ルールです。
6秒ルールとは、怒りがでてきたら、6秒数えよう…!すると、怒りが静まるよ…!って話で効果的な方法だと言われております。
因みになぜ6秒かというと、人間の怒りが沸点に到達して爆発するまでのピーク(前頭葉が動くまで)は長くて3~5秒ぐらいかかるから6秒待てばいいとのこと。


…なんだけど、実はこの6秒ルール、エビデンスがないんですよね。つまり、科学的根拠が認められた方法ではないみたいなんですよー。
もちろん、だからって意味なし…!効果なし…!って話ではないのですが、正直なところ、本当に効果があるのかはよく分からん…!ってのが現状だったりします(プラセボ効果が働いている可能性もある)。因みになんでエビデンスがないのにこんなに6秒ルールが広まったのかは謎。



個人的考察

ということで個人的にはアンガーマネジメントとして6秒ルールは全くおすすめできず。
それよりもほぼ間違いなかろうまで効果が実証されている認知行動療法をおすすめしたいですね~。例えば、


なんかがおすすめですね~。短期的に効果があるものや中長期的に効果があるものがありますが、いずれも一度は試してみる価値アリといった内容です。