退屈って別に悪いもんじゃないらしいよ!
以前に退屈ならラクガキしよう…!って話を書きました。
どうやら集中できんときにラクガキすると集中力が回復したり、記憶力がアップするみたいなんですよね~。
退屈って別に悪いもんじゃないらしいよ…!
2013年の英国心理学会の発表によると、退屈って別に悪いもんじゃないらしいです。その根拠は2013年に行われた英国心理学会の会議。この会議ではセントラル・ランカシャー大学の研究が発表されたそうで、実験内容は以下な感じだったそうな。- まず初めに80人を集めて40人ずつ2グループに分ける。
- 退屈作業→アイディア作業グループ:電話帳から電話番号を書き写すという超退屈な作業を15分間行ってもらい、その後、アイディアが求められる作業を行ってもらう。
- アイディア作業のみグループ:アイディアが求められる作業のみを行ってもらう。
結果、「退屈作業→アイディア作業グループ」は、「アイディア作業のみグループ」に比べ、クリエイティブ性がアップし、良いアイディアが思いついたとのこと。
更に研究者はもう一つ実験を行っておりまして、
- 電話帳書き写しグループ:電話帳を書き写す作業をして、アイディア作業をする(上記と同じ)
- 電話帳を読むグループ:電話帳を読む作業をして、アイディア作業をする(書き写しよりもっと退屈な仕事をしてからアイディアが求められる作業をした)
を調べたそう。結果はやはり想像通りで、「電話帳を読むグループ」の方が「電話帳書き写しグループ」よりもクリエイティブだったそうです。
研究者曰く、職場で退屈しているのは悪い事だと思われがちだが、クリエイティブ性を高めるためには必要なのかもしれないとのことなんで、アイディアが欲しいときはあえて退屈にしてみるとか、退屈なときはアイディアが求められる作業をすると良いかもしれません。
個人的考察
以上、退屈はクリエイティブ性をアップするのに役立つというお話でした。これは、以前に書いたようにアイディアはリラックス状態やボーッとしているときに出やすいってのを裏付ける結果かと思います。意図的なマインドワンダリングはデフォルトモードネットワークが起動し、ひらめきやすくなるみたいなんで、納得できる話です。
ということで、私は今後、退屈を感じたら、状況に応じて、ラクガキをして集中力を取り戻すか、アイディアが必要な仕事内容に切り替えて対応していこうと思う次第です。