今回は赤身肉や加工肉以外の肉は糖尿病リスクを上げるのか見ていきたいと思います。
まずは魚です。



2型糖尿病リスクのポイントは脂肪の摂取量よりも肥満(BMI)・加工肉…!そしてオメガ3脂肪酸は糖尿病リスクと関係ない…!

2002年のハーバード公衆衛生大学院前向きコホート研究によると、脂肪と肉の摂取量が2型糖尿病のリスクに関係するのか調べてみたそうです。
まず研究者たちは、1986年に男性医療関係者51,529人に病歴や食事、主要な疾患などについての詳細なアンケートを実施・回答してもらったそうな。次にこの中から糖尿病や心血管疾患、がんと診断されていない方たちをピックアップ、結果、42,504人(年齢40~75歳)の方が選ばれたとのこと。
この選ばれた方たちを12年間(1986~1998年)追いかけ、2型糖尿病の発症率を追跡調査してみたそうです。合わせて参加者には過去1年間に平均でどれぐらいの頻度で各食品を食べたか聞いたらしい。因みに全く食べない又は月1回未満から1日6回以上食べるまでの9通りから選択して回答してもらったみたいです。
結果、

  • 実験期間中、1,321名の方が2型糖尿病を発症した。
  • 飽和脂肪の摂取量が多いとBMIが高い、身体活動レベルが低い、喫煙率が高い、アルコールが少ない、食物繊維が少ない、マグネシウムの摂取量が少ないといった感じだった…!
  • 総脂肪の摂取量と飽和脂肪の摂取量が多いと2型糖尿病のリスクがアップしたが、BMIを調整すると有意差はなかった…!
  • 一価不飽和脂肪酸オメガ3脂肪酸の摂取は糖尿病リスクと関係なかった…!
  • 加工肉を良く食べている人は、2型糖尿病のリスクが高かった…!

そうです。
つまり、脂肪の摂取量よりも肥満かどうか(BMIが高いか低いか)、加工肉の食べることが多いかどうかが大事ってことですね。また、脂肪でもオメガ3脂肪酸(魚)は糖尿病リスクと関係ないみたいです。



個人的考察

ということで魚は問題なさそうな感じ。



参考文献