1月末に以下の記事を書きました。


上記の記事で、孤独・社会的孤立について深掘りし、具体的にどのように支援するかまでご紹介したのですが、実はその後も孤独研究をちょいちょい探してみていたんですよね。
そこでこれは補足としてご紹介しておきたいな~ってものがありましたんで、続きとしてご紹介しておきます。



孤独感によって睡眠不足になる…!

2002年のシカゴ大学の研究によると、2つの横断研究を行って孤独と健康行動、心血管リスク、コルチゾールレベル、睡眠の関係について調べてみたそうです。
まず2つの研究の概要はこんな感じ。

  1. テストを行い孤独感が特に高かったグループと特に低かったグループの大学生89名を対象にして、自律神経やコルチゾールレベル、睡眠の質、健康行動をチェックした。
  2. 普段から孤独感を感じている高齢者25名を対象にして、血圧や心拍数、コルチゾールレベル、睡眠の質、健康行動をチェックした。

結果、孤独感がある人はそうでない人に比べ、

  • 睡眠の質が低かった…!
  • 血圧の上昇が大きかった…!
  • コルチゾールレベルに違いはなかった…!
  • 健康行動に違いはなかった…!

とのこと。
因果関係は不明ながら、どうやら孤独感によって睡眠と心臓・血管に問題が起きそうな感じですね。



個人的考察

まぁ以前から何度もお伝えしている通り、眠れない主な原因の一つは不安感からきているんで、孤独感という不安感から睡眠不足に陥るのは容易に想像できますな。
ともなれば、やはり孤独感対策=不安対策が睡眠対策になりましょう。



参考文献