【加筆内容】長時間勤務や夜勤シフトが避けられない!そんな時に役立つコーヒー(カフェイン)の効果ってどれぐらいなの?
そこで今回はどれぐらいの効果なのかを見ていきつつ、実際、どれぐらい飲むと良いのかも併せて確認しておきましょう。
カフェインとモダフィニル(覚醒を促す薬)は、睡眠不足時のパフォーマンスと覚醒度に同程度の効果がある…!
2002年のウォルター・リード陸軍研究所のRCTの二重盲検によると、睡眠不足時のパフォーマンス低下を防ぐのにモダフィニル(覚醒を促す薬)とカフェインの効果を比べてみたそうです。
この研究は健康な若者50名が参加したもので、実験開始である1日目の午前6時30分から3日目の午後1時までの54.5時間起きっぱなしで過ごしてもらったとのこと。また、1日目の午前8時から午後10時までの2時間ごとにパフォーマンスと覚醒度をチェックしたみたい。
続いて2日目の午後11時55分に(41.5時間起きっぱなしの状態で)、参加者全員を以下の5グループ(各グループ10名ずつ)にランダムに振り分けたそうです。
- プラセボを飲む。
- モダフィニル100mgを飲む。
- モダフィニル200mgを飲む。
- モダフィニル400mgを飲む。
- カフェイン600mgを飲む。
その後、3日目の午前0時から午後12時までの1時間ごとにパフォーマンスと覚醒度をチェックしたということでした。
気になる結果は、
- モダフィニル200mg、モダフィニル400mgを飲んだ時は、プラセボよりもパフォーマンスと覚醒度が大幅に改善された…!この効果はカフェイン600mgと同等だった…!
- パフォーマンスアップ効果は、午前6時から午前10時までの間に特にはっきりと出ていた…!
- 主観的な副作用(吐き気、動悸)の報告はほとんどなかった…!
そうです。
つまり、カフェインとモダフィニル(覚醒を促す薬)は、睡眠不足時のパフォーマンスと覚醒度に同程度の効果がある…!ということですね。しかも特に眠気に襲われそうな午前中の効果がすさまじいと…。これは素晴らしい…!
では上記効果を得るためのカフェイン600mgってどれぐらいだ…?って感じになりますが、ここで参考になるのが2005年の研究になります。
この研究でも覚醒度アップにカフェインやモダフィニルなどが良いよ~って話が書いてあるんですが、この中に人気のある食品のカフェイン含有量一覧表ってのがあるんですよ。
こいつが結構良い感じでして、参考にするとカフェイン600mgを目指しやすくなります。
ということで、下記が人気のある食品のカフェイン含有量一覧表です(クリック又はタップで拡大できます)
上記を参考にしてカフェイン600mgを目指そうとすると、
って感じ。
緑茶80杯とかヤバいんで、やはり現実的にはコーヒーでしょうな。又はコーヒー+ダークチョコレートですね。まぁ、手早く済ますなら徹夜明けの朝にスタバに駆け込んでコーヒーグランデを頼むことでしょうな。
個人的考察
因みにモダフィニルはFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認薬なんですが、睡眠不足での使用で承認されてはいないということで、やはり簡単に安く手に入るコーヒーがベストだと思いますね~。