腸内環境悪化を防ぎたい…!的な事をたまに書いている当ブログ。
んで今回は、腸内環境悪化と皮膚トラブルって関係あるの問題について見ていきたいと思います。



ニキビの人の二人に一人が腸内環境に問題あり…!通常治療+腸内環境改善で治療スピードが2倍以上にアップ…!

2001年の研究によると、腸内環境と尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう=にきび)の関係について調べてみたそうです。
この研究は、にきびに悩んでいる患者さん114人を対象に行ったもので、参加者全員の腸内細菌をチェックしたものとなっております。
早速結果を見てみますと、

  • 114人中61人(54%)の患者さんは、腸内細菌が悪化していた…!
  • ニキビの種類と腸内細菌の種類に大きな違いはなかった…!
  • 通常のニキビ治療にプラスして腸内環境改善の取り組みをすると、ニキビの治療期間が2倍以上も短くなった…!

とのこと。
肌荒れの代表的な問題としてニキビが挙げられますが、二人に一人が腸内環境の問題があり、そこにも手を付けると治療が2倍以上スピードアップするのはすごいですね~。
やっぱお肌を考えるなら内側の対策も必須ですな…。



腸内環境悪化と皮膚問題をレビューしてみた…!

2004年のヘルシンキ大学の研究によると、腸の炎症(腸内環境の悪化)と皮膚問題についてレビューしてみたそうです。
なんでも腸と皮膚の関係を調べた先行研究を見直ししてみた結果、

  • 潰瘍性大腸炎の患者さんのうちの14%が、皮膚問題を抱えていた…!
  • クローン病(消化管全体・腸に炎症を起こす病気)の患者さんのうちの24%が、皮膚問題を抱えていた…!
  • 乾癬(かんせん:皮膚が赤く少し盛り上がり白くなって崩れ落ちる病気)は、健康な方よりもクローン病の患者さん方がより多く発症する傾向にあった…!
  • 疱疹状皮膚炎(ほうしんじょうひふえん:赤い水泡とかゆみを伴う自己免疫疾患)は、セリアック病の患者さんの4分の1が発症しており、また、口腔粘膜病変(頬の粘膜や舌、歯肉が白くなる)、脱毛症、尋常性白斑(じんじょうせいはくはん:皮膚の色が白くなる病気)が起きやすくなっていた…!

とのこと。
やはり腸内環境・腸内細菌といった内側の問題が外に漏れだしている感じですねー。



個人的考察

リーキーガットからの慢性炎症からの肌トラブルってのを是非防ぐためにも腸内細菌は意識していきたいなーと思いました。



参考文献