今回は、発症者の共通点について調べた研究をご紹介しておきます。



線維筋痛症の発症者の共通点

2014年のマギル大学の研究によると、社会的経済的地位と線維筋痛症の関係について調べてみたそうです。
この研究は線維筋痛症の患者さん246人を対象に行ったということで、以下の3つの学歴グループに振り分けたそうな。

  1. 中卒・高卒グループ:99人
  2. 大卒(college)グループ:84人
  3. 大卒(university)グループ:63人

続いて、線維筋痛症の症状の重さや機能状態、生活の質を様々な評価表、アンケート、スケールでチェックしたとのこと。
最後に年齢や性別を調整して共通点を探してみた結果、線維筋痛症は、

  • 女性に多くみられる…!
  • 年齢が上がるにつれて発症・症状が重くなる…!
  • 学歴(社会的地位)が低い方が発症・症状が重くなる…!
  • 年収(経済的地位)が低い方が発症・症状が重くなる…!
  • 田舎に住んでいる女性に多くみられる…!

とのこと。



個人的考察

なんとなく共通点をざっくりいうなら慢性ストレスがかかりやすい環境といえるのではないでしょうか…?まぁ慢性疼痛は脳の誤作動・認知のズレが原因の可能性が高いんで、有り得る話かと…。
とりあえず当てはまる方は注意が必要ということで。



参考文献