今回は、炭水化物(糖質)の割合でカロリー消費量は変わるのか調べた研究を見てみます。



高タンパク質食(タンパク質30%)だと、炭水化物が0%だろうが40%だろうが、カロリー消費量に差はなかった…!

2010年のマーストリヒト大学RCTのクロスオーバー試験によると、高タンパク質食における炭水化物の有無と脂肪の割合が、カロリー消費量等に与える影響について調べてみたそうです。
そもそも高タンパク質食における三大栄養素の割合ってのは、

  • 高タンパク質:20~40%
  • 炭水化物:4~50%

って感じでして、特に炭水化物の摂取量が38%未満になると低炭水化物食(糖質制限ダイエット)とされております。また、炭水化物の摂取量が20g未満の場合やカロリー摂取量の割合が2~6%ぐらいの場合だとケトジェニックダイエットとも呼ばれるんですな。
そして高タンパク質+通常の炭水化物の割合又は高タンパク質+低炭水化物の割合だと減量につながると先行研究で出ております。んがしかし、先行研究では、代謝に及ぼす影響について厳密に管理された条件下で比較されていないという弱点があったんだとか。
そこで実際のところ代謝への影響はどうなの…?ってことで調べてみることにしたみたい。
この研究は、健康な大学生45名(男性20名、女性25名、平均年齢23歳、年齢幅18~40歳)が参加したもので、適正体重の方々(平均BMI22.0、BMI幅18.5~25)だったとのこと。んで参加者全員に以下の2グループにランダムに分かれてもらい食事をしてもらったらしい。

  • グループ1:タンパク質30%、炭水化物40%、脂肪30%と、タンパク質10%、炭水化物60%、脂肪30%を食べてもらった。脂肪は同じ、炭水化物の割合は40~60%の標準の範囲内なのでタンパク質の割合が高い場合と標準な場合で見てみた感じ。
  • グループ2:タンパク質30%、炭水化物0%、脂肪70%と、タンパク質10%、炭水化物60%、脂肪30%を食べてもらった。グループ1と同じタンパク質の割合だけど炭水化物ゼロで見てみた感じ。

実験期間は3日間で、最後に集まったデータを統計処理してみたそうです。
その結果、

  • 高タンパク質食(タンパク質30%)だと、炭水化物が0%だろうが40%だろうが、カロリー消費量に差はなかった…!

とのこと。
つまり、炭水化物(糖質)の量が変わっても代謝には影響がないと…。