科学的に正しい勉強法トップ3
勉強法を勉強する授業が学生時代にはほとんどない…!
学生時代は勉強が仕事と言われ、社会人になると勉強しなくていいのかというとそれは全く間違いなのは皆さんご存知の通り。社会に出ると「テスト」がなくても勉強は必要で、また、業務上、資格取得が必要になることも多々あるかと思います。
福祉で考えた場合ではよく聞くのが「3福祉士」というものです。
3福祉士は介護福祉士・精神保健福祉士・社会福祉士のことを指します。
これらは国家試験であり、必ず筆記試験があるため、勉強が必要になりますが、勉強なんてもうほとんどしていない、試験なんて久しぶりなんていう人もいて困る方なんているのではないでしょうか…?
他にも私がいる就労移行支援なんかでも就職を目指して資格の取得を目指す場合があると思います。
そんな時、勉強をどうすればいいのかを支援するとなるとさー大変です(笑)
ということで、そんな自分のための勉強や他人に勉強を教えるために科学的に正しい勉強法についてあげてみたいと思います。
そういえば、小学校、中学校、高校、大学と思い返すに勉強法を教える勉強がなかったな~と思いました。あればいいのに…。
勉強ってすぐ覚えられていい点数をとることができれば、自分も周りもうれしい、褒めてくれるのでもっと勉強するようになるのに、なぜしないかというとすぐに覚えられない、いい点数がとれないからですよね。
だったら、効果のある勉強を教えてくれればいいのにそれはなぜか教えてくれない。
塾なんかは教えてくれたりもしますが、勉強法についてがっちり掘り下げる授業なんかあってもいいのではないかな~なんて思いました。
ということで、これを早く知っていれば勉強嫌いにならなかった!と過去を悔やんでも仕方ないので、今からでも遅くない!って気持ちで見てもらえればと思います。
学習効率が高い勉強法 ~ワースト3とトップ3~
では、前置きが長くなってしまったので、早速、科学的に正しい勉強法についてみていきたいと思います。今回紹介するのは2013年のケント州立大学の論文でして、いろんな勉強法って世の中にあるけど、ぶっちゃけ効果があるのはなんなの?ってことを調べてくれたありがたい研究です。論文の内容をまとめると、
ワースト3(学習効率が非常に低かった勉強法)
- ワースト1位→ハイライト・アンダーライン(蛍光ペンで重要箇所に目印をつける)
- ワースト2位→キーワードメネモニック(「ひとよひとよにひとみごろ」のような覚え方の暗記術)
- ワースト3位→要約(ポイントの要約をする)
ということでした。皆さん一度はやったことがあるのではないでしょうか…?
そして、先生にこうやって覚えろ!みたいに言われた方も多いのではないでしょうか…?
これは間違った勉強法だったんです…悲しい…。
続いてトップ3の紹介です…!
トップ3(学習効率が非常に高かった勉強法)
- 1位→模擬試験!(模擬試験を解くのも大事ですが、自分でテストや問題を作ることも効果が非常に高いそうです!)
- 2位→分散法!(勉強時間が1時間あったら20分国語20分数学20分社会のように細切れにしたうえで、日を置いてくり返していく勉強法)
- 3位→インターリービング!(1時間は英語の勉強と決め、15分リーディング15分ライティング15分リスニング15分スピーキングと細切れにして勉強する方法)
確かに私も記憶にあるのが小テストを毎回行う授業は自然とテストの点数が良かったことです。特に覚えているのが小学校の時、算数で表になった九九の掛け算の小テストを毎回やらされた記憶ですね~。この論文を知った時あれはエビデンスがあったのか…!っとびっくりと納得した自分がいました。
他にも模擬試験の効果として、例えば、本番に近い状態でテストをすると時間配分や集中力、焦りに対する対応策などメンタル部分もコントロールできるようになると思います。
これが一番なのは納得できる結果であります。
分散法やインターリービングが2位、3位なのも非常に納得。というのも実は高校生の時、ものすごい頭のいい友達がいてその人に教えてもらった勉強法がこれだったんですね。この方法を使うようになってからテストの点数がグングン面白いように上がっていって勉強が楽しくなったのははるか昔のいい思い出。その後もこの方法は大学や社会人になっても役に立っています。飽きる前に次、次と変えていくことで集中力が切れずにいけるんですよね~。因みに高校のときは地理の授業中なのに勝手に数学を勉強したり、生物の授業なのに英語の勉強をしたりしていたな~なつかしい。
話がそれましたね(笑)トップ3の中で特に1位、2位は群を抜いて学習効率が高かったそうです。ということで、この研究をみるに科学的に学習効果の高い勉強法は実際には2つしかないと言えるのではないでしょうか…?
因みに、勉強の効率アップにおいて、最も重要なのは「能動的に取り組めるかどうか(アクティブラーニング化できるか)」ということです。自分から勉強する、つまり、勉強を自分からするほど好きだというのが最も大事ということですね。これも納得。
「好きこそ物の上手なれ」ってことですね。
昔の人は気付いていたのか…。すごいな~。
個人的考察
今回個人的考察は各項目にちりばめてしまったので、そちらをご参照ください。
研究でも実体験でも効果があったのでぜひお試しいただければと思います。