思考法ツール「マインドマップ」「マンダラチャート」「マンダラマップ」が超使える件
マインドマップは万能ではない…!?
先に大事なことを書いておくと、マインドマップは個人差があり効果がでない場合もあります。これは思考法のツール全般に言えるのですが、人によって合う合わないがあるためです。そのため、得意ツール(やり方)を一つ決め、それにつけ加えて応用していくやり方がいいと思います。要は自分に合う思考法ツールで主軸を固め、あとはプラスアルファをしていくって感じです。
話しを戻して…。マインドマップですが使っていくと、いくつか弱点が分かってきます。例えば、
話しを戻して…。マインドマップですが使っていくと、いくつか弱点が分かってきます。例えば、
- ジャンルに偏りがでてしまう
- 書き出しで苦労する
- そもそもかけない。広がらない
などの経験はないでしょうか?
こうなるとさー大変。マインドマップを使っているのにかえって悩んだり、頭の中がぐちゃぐちゃになって整理できないなんてことになってしまったりします。
マンダラチャート(マンダラ思考・9マスマンダラ)
そこで登場するのが大谷翔平も使ったというマンダラチャート(Mandala chart)といわれるものです。因みに「マンダラ思考(Mandala thinking)」とか「9マスマンダラ(the nine-square Mandala)」とも呼ばれたりします。更に余談ですが、マンダラチャートは思考の整理の他にも創造性を高めるためのアイディア法として使えたり…。
話しを戻しまして、マンダラチャートは9×9マスの表を使って行います(下記図参照)
中央のAに一番達成したい目標などを書き、それを達成するための目標を「B」「C」「D」「E」「F」「G」「H」「I」に書きます。更に、それら中央の9マスを囲う9マスの中央に「B」「C」「D」「E」「F」「G」「H」「I」を配置し、それを達成するための内容を書き込んで囲んでいきます。
こちらはマインドマップと違い偏りが少なくなります。また、空欄があると気になるので全部埋めたくなります。マインドマップの弱点を補っているのではないでしょうか…?
しかし、これ実はよく考えてみると1個から8個、その8個それぞれから8個の枝分かれしているマインドマップを書いているのと同じなんですよね~。更にマス目が決まっているせいで
- 各テーマの書ける量に限界がある
- 網羅性がない
というマインドマップではなかった弱点が出てきてしまいます。
じゃあどうすればいいのかというと、マンダラチャートの良いところのみを取り入れてマインドマップを書けば良いのです…!
マンダラマップ
マインドマップとマンダラチャートのお互いの利点を取り入れた方法としてマンダラマップ(マインドマップ+マンダラチャート)という方法があります。
やり方は至ってシンプル。基本はマインドマップを書き方は同じなのですが、先に枝を延ばしてしまい空白マップを作る。その後、埋めていく、できたら印をつけるといった形で行います。こうすると、マインドマップの利点である各テーマを広げていけて網羅性があり、かつ、マンダラチャートの偏りが少なく、全部埋めたくなる形にできるというわけです。すばらしい。
マンダラマップの活用としては、まず最初は小さいマップを毎日書いてみるのが良いと思います(下記マンダラマップ①参照)そうすることにより、ポイントである階層構造の埋める癖がついてきます。また、徐々に情報の整理や目標、やりたい事などが見えてくるようになります。慣れてきたら階層を少しずつ増やしたマンダラマップを使っていきます(下記マンダラマップ②参照)
マンダラマップ①
マンダラマップ②
個人的考察
マンダラマップは紙に毎回書くのもいいのですがかなり面倒です。Microsoft WordやExcelの機能のSmartArt→階層構造→横方向階層を使うと簡単にマンダラマップが作れるので非常にオススメです。下記にデータを置いておきますのでよければ印刷等でご使用ください。また、書いたマンダラマップに落書きすると記憶に定着するという効果もあるので是非、落書き(デコレーション)をして記憶の定着を目指しましょう。