【加筆内容】ホワイトミートや魚でガンになる!は本当か?その2
今回も鶏肉・魚でガンになるのか見ていきまーす。
赤身肉、特に加工肉で結腸がんリスクがアップする…!鶏肉・魚で結腸がんリスクがダウンする…!
2005年のアメリカがん協会の研究によると、肉と結腸がんの発症リスクについて調べてみたそうです。
この研究は、1982年+1992~1993年に肉の摂取量を報告したアメリカの21の州に住む148,610人の方(年齢50~74歳、中央値63歳)を対象に行ったもので、追跡期間は1992~1993年の登録の時から2001年8月31日までだったとのこと。
この期間に結腸がんになった方は1,667件だったそうで、そこから肉とガンの関係をチェックしていったそうな。
結果、
- 赤身肉と加工肉をたくさん摂取していた場合、年齢とカロリー摂取量を調整したら結腸がんリスクが高かった…!しかし、BMIや喫煙の有無などその他の変数を調整してみると関係がなかった…!
- 長期的な加工肉の摂取で結腸がんリスクがアップしていた…!
- 長期的な鶏肉や魚の摂取で結腸がんリスクがダウンしていた…!
とのこと。
こちらの研究でも結腸がんと赤身肉・加工肉は関係アリ…!鶏肉・魚は関係なし…!って感じですね。但し、やはり赤身肉のデメリットよりも加工肉のデメリットがかなり高そうですし、鶏肉・魚は逆に良い感じですな。
腎臓がんは全ての肉、赤身肉、加工肉だけでなく、鶏肉でも発症リスクがアップする…!
2007年のテュレーン大学の研究によると、いろんな肉と腎臓がんリスクの関係を調べるためメタ分析してみたそうです。まず研究者たちは肉と腎臓がんの先行研究をピックアップする為、MEDLINEやOvid、PubMedを使って検索しまくったそうです。結果、1966年~2006年の間に発表された肉と腎臓がんの研究が13件あったとのこと。これらをメタ分析してみたそうです。
すると、
- 肉の摂取量が多くなればなるほど、腎臓がんリスクがアップしていた…!
- 鶏肉と加工肉の摂取量が最も多かったグループの人たちは、最も少なかったグループの人たちに比べ、腎臓がんリスクが20%~22%も高かった…!
- 全ての肉の摂取量が多くなるほど、腎臓がんリスクが27%もアップしていた…!
- 赤身肉の摂取量が多くなるほど、腎臓がんリスクが30%もアップしていた…!
という感じだったらしい。
つまり、腎臓がんに関しては、全ての肉、赤身肉、加工肉だけでなく、鶏肉もダメだった…!ってことですね。う~ん…。残念…。
個人的考察
これらを見るとやっぱり万能な食品はないんだな~と思いました。
なんで、
- 加工肉は食べない…!
- 魚をメインに…!
- 鶏肉をサブメインに…!
- たまに赤身肉を食べる…!
を行い、リスク分散していくと良いのかな~って感じですかね。