魚は体に良いよーって話は良く聞くところ。
では、魚を食べてガン予防になるのか…?ってところについて調べた研究がありますんで見てみましょう…!



魚を食べまくると前立腺がんリスクが2,3倍も低くなる…!

2001年のカロリンスカ研究所前向きコホート研究によると、魚と前立腺がんのリスクについて調べてみたそうです。
この研究はスウェーデン人の男性6,272人を対象に行ったそうで、追跡期間はなんと30年間だったそうな。
んで早速結果を見てみますと、

  • 普段魚を全く食べない男性は、普段まぁまぁ~大量に魚を食べる男性に比べて、前立腺がんリスクが2,3倍も高かった…!

みたいです。
どうやら魚を食べまくると前立腺がんリスクを下げることが出来るみたいですねー。



魚・オメガ3脂肪酸で結腸がん・直腸がんのリスクが下がる…!

2008年のコロンビア大学前向きコホート研究によると、魚(オメガ3脂肪酸)の摂取量と結腸がん・直腸がんリスクの関係を調べてみたそうです。
今回、実験に参加したのは22,071人でして、参加者には毎年全員、結腸がん直腸がんになっていないか報告してもらったそうな。また魚の摂取量については簡易版FFQ(食事摂取頻度調査票)を用いてチェックしたとのこと。
んで、気になる魚のアンケート部分なんですが、4種類の魚介類の平均摂取量について聞いてみたらしい。その4種類が以下となっておりました。

  1. マグロの缶詰
  2. 青魚(サバやサーモン、イワシ、ブルーフィッシュ、メカジキ)
  3. その他の魚
  4. エビやロブスター、ホタテ

アンケートでは上記4種類について、以下のカテゴリーで摂取頻度を答えてもらったそうです。

  1. 全く食べない・めったに食べない。
  2. 月1~3回食べる。
  3. 週1回食べる。
  4. 週2~4回食べる。
  5. 週5~6回食べる。
  6. 毎日食べる。
  7. 1日2回以上食べる。

これにより、1日の魚の摂取量とオメガ3脂肪酸の摂取量を計算したそうです。
1982年の研究開始から22年間の追跡調査をした結果がこちら。

  • 期間中、500人の男性が結腸がん・直腸がんを発症していた。
  • 魚を食べれば食べるほど、結腸がん・直腸がんリスクが低くなっていた(0.63)…!
  • オメガ3脂肪酸についても上記と同じく、摂取量が多い程、結腸がん・直腸がんリスクが低くなっていた…!
  • オメガ3脂肪酸を最も多く摂取していた人達は、結腸がん・直腸がんリスクが0.76も低くなっていた…!

どうやら、魚とそれに含まれるオメガ3脂肪酸が結腸がん・直腸がんのリスクを下げているみたいですねー。魚はやっぱり良いですな。



個人的考察

ということで魚とオメガ3脂肪酸はガン予防に良さそうな感じ。
やはり、魚、特にオメガ3脂肪酸が多く含まれる青魚は積極的に食べていきたいですねー。



参考文献