【加筆内容】悲観主義と楽観主義がとるべきベストな戦略について考える!その2「ダーツ編」
ポジティブな人はポジティブに考えると結果が良くなる…!ネガティブな人はネガティブに考えると結果が良くなる…!
悲観主義の人が防衛的悲観主義(ネガティブのメリットを活かす)という戦略を取った場合と取らなかった場合、楽観主義の人が戦略的楽観主義(ポジティブのメリットを活かす)という戦略を取った場合と取らなかった場合にどうなるのか…?
これらを調べた研究について、GIVE&TAKEの記事や天職・仕事のやりがいの記事、自己アピールの記事など当ブログでも何度も登場しているアダム・グラント教授がLinked inでいくつもご紹介しております。
ということで早速見ていきます…!
ダーツを投げて防衛的悲観主義と戦略的楽観主義を調べてみた…!
1996年のジュリー・ノレム博士の研究によると、防衛的悲観主義と戦略的楽観主義がパフォーマンスに与える影響について調べてみたそうです。まずノレム博士は、参加者全員が悲観主義タイプか楽観主義タイプかをチェックしたそうな。次に以下の3グループにランダムに振り分けたそうです。
- ダーツを投げて失敗するところをイメージしてもらう。
- ダーツを投げて完璧に出来たところをイメージしてもらう。
- リラックスしているところをイメージしてもらう。
皆がそれぞれのイメージを持ったところで、全員にダーツを投げてもらったそうです。
その結果、
- 悲観主義の人に、ダーツを投げて失敗するところをイメージしてもらうと他のイメージよりも約30%正確に投げることができた…!
- 楽観主義の人に、リラックスしているところをイメージしてもらうと他のイメージよりも約30%正確に投げることができた…!
- 悲観主義の人も楽観主義の人も、ダーツを投げて完璧に出来たところをイメージしてもらうと成績が最悪になった…!
とのこと。
悲観主義の人は防衛的悲観主義を、楽観主義の人は戦略的楽観主義を使うと結果が30%も良くなる…!ってのはものすごい効果ですね。ここまでパフォーマンスに違いが出るとは…。
それと完璧主義ってのはやっぱりダメそうですね。ここも覚えておきたいところです。