前回ご紹介した研究によれば、コンプレッションウェアのあるなしで血流量は変わらんから無駄だよ…!という何とも悲しい結論でした。



長距離ランナーがコンプレッションウェアを使っても意味なし…!

2015年のインディアナ大学の研究によると、長距離ランナーがコンプレッションウェアを使った場合、ランニングパフォーマンスがアップするのか調べてみたそうです。
この研究は男性の長距離ランナー16名が参加したもので、以下の2つの方法で走ってもらったそうな。

  1. 下半身用コンプレッションウェア(コンプレッションタイツ)を履いて走る
  2. 普通に走る

ランニングはラボ内で行われておりまして、トレッドミルで233m/分、268m/分、300m/分の3パターンで走ってもらいつつ、酸素の消費量などを測定したんだとか。
その結果、

  • どの速度でもコンプレッションウェアを着けようが着けまいが酸素の消費量に違いはなかった…。
  • 最高速度以下のランニングのエネルギーも変化がなかった…。

とのこと。
つまり、コンプレッションウェアは意味なしって結論ですね。但し個人差が結構大きかったらしいんで、まだまだ望みはあるとのことでした。



個人的考察

確かに駅伝とかでコンプレッションウェアを身に付けている人は見ませんよね…。やはりそんな上手い話はないのかもしれませんな。



参考文献