昨日の続きです
前回は乱れたホルモン周期の方は、しっかり脂肪を摂取しよう…!って話をご紹介しました。
今回は炭水化物編です。それでは早速見ていきましょう…!



炭水化物は30%ぐらいが良さそう…!

2012年のコペンハーゲン大学の研究によると、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の女性を対象にタンパク質と炭水化物の摂取量の影響について調べてみたそうです。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と言えば、女性ホルモンのバランスの乱れが原因の可能性がある病気ですな。んで、先行研究により炭水化物に対して高タンパク質な食事が有効そう…!って結果がいくつか出ているんで、これが本当なのか調べたんだとか。
具体的には、多嚢胞性卵巣症候群に悩む女性57人に協力してもらい、以下の2グループに分けて食事を取ってもらったそうな。

  1. 高タンパク質食グループ(29名):総摂取カロリーの40%以上をタンパク質から、30%を脂肪から、30%未満を炭水化物から摂取する。
  2. 普通の食事グループ(28名):総摂取カロリーの15%未満をタンパク質から、30%を脂肪から、55%以上を炭水化物から摂取する。

カロリー制限は特にしなかったそうで、また参加者は全員毎月、食事のカウンセリングを受けたみたい。実験期間は6ヶ月間で、スタート時、3ヶ月後、6ヶ月後に、症状の測定や採血なんかをしたとのこと。
半年間のうちに30名がドロップアウトしてしまったんで、最終的なサンプル数は27名ということでした。それでは結果を見てみましょう…!
半年間、高タンパク質食をした人たちは普通の食事をした人たちよりも、

  • 体重が平均で4.4kgも落ちていた…!
  • 体脂肪が平均で4.3kgも落ちていた…!
  • ウエストも減少していた…!
  • グルコース代謝も大幅に改善されていた…!

とのこと。
どうやらタンパク質を増やしつつ、炭水化物を適正量とると良いみたいですね。その適正量ってのが55%ダメ、30%ぐらいは良いって感じなんで、この辺が一つの目安になるみたいです。



個人的考察

どうやらホルモンバランスの観点から見ると、炭水化物の適正量は30%ぐらいみたいですね。そして高タンパク質もポイントだと。
を参考にしていただくとよろしいかと思います。



参考文献