ポケモンGO(位置情報ゲーム)の研究を見てみよう!その49「歩き方で身体活動や体組成への影響が変わるのか青少年を対象に調べてみた!」
ポケモンGOの歩き方で身体活動や体組成への影響が変わるのか青少年を対象に調べてみた…!
2023年のカトリカサンアントニオデムルシア大学の研究によると、ポケモンGOの歩き方で身体活動や体組成への影響が変わるのか調べてみたそうです。
そもそもポケモンGOでの歩き方は、
- 断続的パターン:歩いて止まり歩いて止まりを繰り返しながらポケモンGOをするスタイル
- 連続的パターン:歩きながら止まらずポケモンGOをするスタイル
っていう2パターンがございまして、これらによって効果が変わるかもしれないんですな。
そして青少年を対象にした研究が今までなかったそうで、今回調査してみることにしたらしい。
この研究は平均年齢13.66歳の男女94人(男性50人、女性44人)が参加したもので、参加者の平均BMIは20.82だったそうな(つまり標準体型ってことですね)。最初に参加者全員の身体活動レベルと体組成を測定し、続いて以下の3グループに分かれてもらったらしい。
- 断続的パターングループ:放課後ポケモンGOを断続的パターンで行ってもらう(30人)
- 連続的パターングループ:放課後ポケモンGOを連続的パターンで行ってもらう(31人)
- コントロールグループ:放課後何もしない(33人)
上記の状況で10週間過ごしてもらい、最後に再度、身体活動レベルと体組成を測定したそうです。
その結果、
- 普段の身体活動レベルが低い連続的パターングループは、身体活動量が増えていた…!
- 但し、普段の身体活動レベルが高い連続的パターングループは、身体活動量が変わらなかった。
- コントロールグループは、普段の身体活動レベルが低い連続的パターングループよりも、体重とBMIが増えていた…!
- 但し、普段の身体活動レベルが高い連続的パターングループは特に関係なかった。
- 普段の身体活動レベルに関係なく、断続的パターングループと連続的パターングループは、コントロールグループよりも、体脂肪と皮下脂肪が減っていた…!
とのこと。
前にみた研究同様、連続的パターンでポケモンGOを行うと運動量と運動効果がより得られるみたいですね。但し、断続的パターンでも体脂肪や皮下脂肪が減っていますんで、どちらのプレイスタイルでも健康効果は得られそうな感じです。