エクスプレッシブライティングっていう感情を吐き出すように書きまくろう…!ってテクニックがあるじゃないですか。あの方法の効果をさらに高めるテクニックとして「ジェネリック・ユー」ってのがあるんですよね。
ということで、今回は「ジェネリック・ユー」のやり方についてご紹介します。



ジェネリック・ユーってなに…?

ジェネリック・ユーってのは英語の「YOU」の使い方のことで、これを使って、ことわざや名言っぽく言う形にします。
例えば、

  • 怒られた…!→ジェネリック・ユー:人は誰でも怒られることがあり、そしてイライラを味わうことがある…!
  • 緊張で不安だ…!→ジェネリック・ユー:皆それぞれ、緊張する場面があり、そして、不安になる事はある…!
  • 失敗してしまった…!→ジェネリック・ユー:誰でも失敗することはあるし、全て成功で終わる人はいない…!

みたいな感じ。つまり、ネガティブな感情が起きたらことわざ・名言みたいな、誰でもあるよね~って文章に直すのがジェネリック・ユーになります。



感情を抑えたいなら、ことわざ・名言っぽくいおう…!

2017年のミシガン大学の研究によると、この「ジェネリック・ユー」に効果があるのか6つの実験、全体で約600人を対象に調べたそうな。実験では、

  • エクスプレッシブライティング+ジェネリック・ユーグループ
  • エクスプレッシブライティングのみグループ

を比較したそうで、結果、エクスプレッシブライティング+ジェネリック・ユーグループはエクスプレッシブライティングのみグループに比べ、ストレスに強くなったそうです。
このネガティブな体験は自分「だけ」という思いから、皆体験するネガティブであると考え直すことによって、心に余裕ができるって感じみたいです。なるほどね~。
確かにネガティブに捕らわれているときって、なんで自分だけ不幸なんだ…!って思いになってしまいますもんね~。それをただ書くだけでなく、誰でもある出来事に置き換えて書くと自分だけじゃないよな、当たり前か…!って気になりますもんね~納得、納得。



個人的考察

と言うことで、反芻思考に陥らないためにもエクスプレッシブライティングのお供にぜひ、「ジェネリック・ユー」をお使いください。



参考文献