ダイエットで気にすべき「脂肪酸」入門
いよいよ秋を感じる季節になってきたわけですが、ここから冬になるにつれて、食欲が増すシーンが多くなりますよね。例えば、食欲の秋と言われるように秋は食べ物がおいしい季節ですし、冬になればクリスマスや忘年会など(コロナでどうなるのか分かりませんが)、イベントが多く、色々食べ過ぎてしまう季節が到来する訳ですよ。
そこで、気になるのが太らないようにする方法。つまり皆大好きダイエットの話題です。
ということで、今回から以前にセットポイントの時に書いた各項目をちょっとずつ掘り下げていこうかと思います。
脂肪酸ってなに…?
ということで早速オメガ3脂肪酸かオメガ6脂肪酸について書こうと思ったんですが、そもそも脂肪酸って何ぞや…?って話を書いていなかったので、まずはここから触れていきたいと思います。
まず脂肪酸は
- 飽和脂肪酸(SFA)
- 不飽和脂肪酸
の大きく2つに分かれまして、それぞれの特徴は以下の通り。
飽和脂肪酸(SFA)
- 常温で個体
- 動物性の油が多い
って感じ。
牛肉や豚肉、ラム肉の脂肪部分(脂身部分)が飽和脂肪酸のイメージですね。飽和脂肪酸の豊富な食品としてはレッドミートやホワイトミート、つまり牛肉やラム肉、豚肉、鶏肉などになります。
不飽和脂肪酸
- 常温で液体
- 魚の油・植物性の油が多い
って感じ。不飽和脂肪酸のイメージとしてはサーモンやサバ、タラなどの魚の油やサラダ油、キャノーラ油、オリーブオイルなどが挙げられます。
そして不飽和脂肪酸は更に多価不飽和脂肪酸(PUFA)と一価不飽和脂肪酸(MUFA)に分けられます。
多価不飽和脂肪酸(PUFA)
そして、オメガ3脂肪酸には
- エイコサペンタエン酸(EPA)
- ドコサヘキサエン酸(DHA)
- α-リノレン酸(ALA)
などがあります。イメージとしては青魚などの魚の油ですね。
一方、オメガ6脂肪酸には
- リノール酸
- γ-リノレン酸
などがあります。こちらのイメージは植物油ですね。
一価不飽和脂肪酸(MUFA)
イマイチ話題に上がらず影の薄い(笑)一価不飽和脂肪酸(MUFA)ですが、オメガ9脂肪酸がこちらに含まれます。オメガ9脂肪酸には
- オレイン酸
- トレイン酸
- ミード酸
- ネルボン酸
などがあります。
因みにオメガ9脂肪酸はオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸と違い、肉や魚を食べると普通に体内で作られます。特に気にされず話題にも上がらないのはそのせいだったり。
個人的考察
以上で、脂肪酸のチュートリアルは終了です。
次回からボチボチオメガ3脂肪酸について書ければと思います。
あと余談ですが、青魚にはオメガ3脂肪酸は多いですが、オメガ6脂肪酸ももちろん入っているように両方入っているパターンがほとんどです。あくまで、比率的に多いのはこっち…!ってことなんで悪しからず。また、オメガ系にはオメガ5脂肪酸やオメガ7脂肪酸なども存在しておりますが、いずれもオメガ9脂肪酸同様体内で作れるため影が薄い存在となっております。う~ん。不遇。