【加筆内容】カロリー密度が低い食事を取ると痩せる!でも健康面は大丈夫なのか?
前回、カロリー密度が低い食事を取ると痩せる…!って研究を見てみました。
んがしかし、カロリー密度が低い食事で栄養面は大丈夫なの…?健康面は大丈夫なの…?ってところは気になるはず…。
ということで今回はそこん所を調べた研究を見てみます。
低カロリー密度の食事パターンの特徴を見つつ、低カロリー密度食が高齢者の推奨栄養摂取量をどの程度満たしているのか調べてみた…!
2008年のIMIMの研究によると、低カロリー密度の食事パターンの特徴を見つつ、低カロリー密度食が高齢者の推奨栄養摂取量をどの程度満たしているのか調べてみたそうです。
この研究は、2000年と2005年の2回にわたってスペインのジローナで行われたというもの。参加者は65歳以上の男性1,251人と女性1,247人でして、この中で極端な人を除外、結果、男性1,150人と女性1,094人がサンプルとなったそうな。
んで、食事の評価について165項目からなるFFQ(食事摂取頻度調査票)を使用したらしい。最後に集まったデータを統計処理して低カロリー密度の食事パターンの特徴を見つけたんだとか。
それでは結果を見てみますかー。
まずは低カロリー密度の食事パターンの特徴です。
これらを多くとっていると低カロリー密度の食事になるみたいですねー。
では続いて高カロリー密度の食事パターンの特徴を見てみます。
- 精製小麦パン
- ケーキ・タルト・お菓子
- 植物油
- 飽和脂肪
- フライドポテト
- 成分無調整牛乳・ヨーグルト
- 甘いチョコレート
- ソフトドリンク(加糖入り炭酸飲料)
- 赤身肉
- ソーセージ(加工肉)
これらを多くとっていると高カロリー密度の食事になると。
因みに果物と野菜の摂取量は、最も影響の高い食品だったみたい。
続いて低カロリー密度の食事が、高齢者の推奨栄養摂取量をどの程度満たしているのかの結果です。
なんでも、低カロリー密度の食事を摂取している人は、高カロリー密度の食事を摂取している人よりも、
の推奨摂取量を満たす割合が高かったそうです。
この結果に研究者曰く、
- 今回研究対象となった高齢者集団では、低カロリー密度の食事は、カロリー含有量が少ないにも関わらず、高カロリー密度の食事よりも栄養不足を防ぐ能力が高かった
とのこと。
摂取カロリーは少ないのに栄養素はちゃんと補給できているのは素晴らしいですね。
個人的考察
ということで低カロリー密度の食事をメインにしても健康面は問題ないどころかむしろプラスの影響がある感じです。
それと上記を見て思ったのが、地中海式ダイエットは要件を満たしているよな~ってことですかね。