【まとめ】本の読み方のテクニックってこんなにあって大事だったのか!ってお話
なぜ本を読むのか…?
本を読むのって結構大変ですよね。
思うに本の読み方をしっかり勉強した記憶ってないんですよね~。
それで調べてみると、数々の論文で実証済みなのは読書は認知機能の向上や知識の獲得に良いということ。つまり頭が良くなるってことですね。これは昔聞いたことがあるな~。
他にも以前に紹介しましたが、読書を1日30分するだけでストレスが68%も削減したなんて研究もあるんでストレス解消にも役立ちそうな感じ。
また、別の論文のメタ分析によると読書でメンタル・コミュ力・頭の良さがアップしたそうな。更に基礎知識を入れ、知らない部分を読むと判断力がアップするなんて効果もあるらしい。
そんな良い効果がある読書ですが、やみくもにやってもただただ疲れるだけなので(笑)、どうせならしっかり読み方を知ろう…!そして、ブログでまとめてみよう…!ってことで、下記にまとめてみました。
読書の誤解…!あぁ、もっと早く知りたかった…。
読書と言ってもマンガから小説、教科書や参考書、ビジネス文書に新聞、果てはブログなど多岐にわたりますが今回は主にビジネス文書系をメインにしてまとめていきます。
それで、まず、大きな誤解がある…というか私もあったのが、本は
- 全部読む必要は無い
- 最初から最後まで読むのは床を片付けないで掃除機をかけるのと同じ(効率が悪い)
- 全部一度で覚える必要もない(完璧主義はダメ)
- 全部頭に入れたい本は何回も読むべき
- 頭に入れたい本は読み方をかえて5回読む
- 必要ごとに読み直すのが本
ということ。あぁ、もっと早く上記を知りたかったな~。
だって誰もちゃんと本の読み方なんて教えてくれないんだもん…。
本を読むにも効率化が重要って言われてみれば当たり前なんですが気付かなかったんですよね~。頭に入れたい本は何度も読み直すべきってのはすごく納得できる話。もう何回読んだのか分からないくらい読んだ本とかなんてこれに該当しますね。必要ごとに読み直すってのも同じく納得できます。ざっくり覚えておいて詳しく知りたいときに(必要になったときに)見るのは本でもメモでもノートでも同じですね。
速読
速読と聞くとページをバーっとめくって読みました…!なんていう神がかり的な物を想像しますが、実際はさにあらず、あれはパフォーマンスに近いものらしい。私も速読練習法の書籍を買って読んで練習したことがありますが全くダメでした(笑)
その後、本当の速読とは何かを知りそれから本を読むスピードや理解力がすこ~しずつ上がってきた感じです。
実際の速読は神がかり的なものではなく地味極まりないものなんですが本当の力をつけるには近道なんてないんだって勉強にはなりましたね~。
では、本当の速読って何かというと、
- 速読とは、読み方を考える事
- 速読とは、必要なもの(知識)を手に入れるための読み方
- 速読とは、読み飛ばし
- 速読とは、全部頭に入れるものではない
- 速読とは、ゆっくり読んで読めない本はできない(単語が分からないと分からないから)
と言った形です。まずはこの当たりの基本をしっかり踏まえた上で、下記の本の選び方、本の読み方をご覧ください。
本の選び方
次に本の選び方についてです。興味がある本、必要な知識や知りたい内容が書いてある本なども重要ですが、本そのもののページ数やレイアウトなども重要になってきます。
特に読書が苦手な方は下記を参考にされるとよろしいかと…。
- 最初は基本書を選ぶ
- 最初は200~300ページの本を選ぶ
- 200~300ページの本に慣れたら徐々に厚い本にしていく
- 最初は図やイラスト、太字があるものを選ぶ
いくら興味があったり知りたい内容が書いてあっても理解できないようなものであっては意味がありませんし、そもそも本は読まなければ意味がないので最初は読みやすい本を選ぶのが良いかと思います。それらの条件が上記になりますので、参考にしてみるとよろしいかと思います。
本の読み方
続いて本の読み方です。まず前提として本によって読み方が違うということです。例えば、自分の知っていることが多く書かれた本や書き方がマイルドな本は読みやすいですが、全く基礎知識のない分野の専門書は「?」の連続で別の本で調べたりしながら読むか、そもそもレベル的に早かった本になります。本によって読み方が違うということをまずは抑えておきましょう。
では、前提を抑えたところで、本の読み方に進みます。
読み方のステップは以下の通りです。
- 本は自分のレベルにあったものを選ぶ(本の選び方参照)
- 目標や目的、手に入れたい知識を決める(3つまで→記憶に残す時もっとも良い方法の一つ)→読む所を10分の1に減らせる
- タイトル・帯・裏帯(著者の紹介)を読むのも大事→そこから著者の性格を推定し会話をしているようにする(人となりが分かる事・会話は記憶に残りやすい)
- 目次は重要→クイズと考える→本文を速読して後で答え合わせするといい
- 目次からどういうことか考えてみる→想像できるところは読まなくてOK
- さらりと見る(流し見る)→気になる章・知らない知識のみじっくり読む→頭に入りやすくなる
- 上記6が難しければ、太字だけ読む→もっと詳しく読みたい所だけ読む→速読の疑似体験になる
- 上記6,7が難しければ、章orセクションを一つのみ決めてそれだけ読む。一章以上はだめ→つまみ食いでやめる
- 上記8まで終わったら、通読(一通り読むこと)→気になる章→通読…を繰り返す
- 直感でポイント(太字になるべき文章)を見つけられるようになると速読できる
- 上手く読めた時のことを覚えておく。思い出して同じように読めるよう練習する
と言った感じです。ステップは多く感じるかもしれませんが、慣れると難しくありません。最初に苦労して後で楽になるか最初楽してこの先ずっと苦労するか~みたいな感じですかね(笑)
更に読み終わった後は、
- 良かった部分を要約・感想→名言→読み終わったらクイズ形式にしてみる
- タイトル・キャッチコピーを付け直す→読む前にやって読んだ後もう一度つけ直す
というのも記憶の定着にいいみたいです。
ビジュアライジングをしてみよう…!
小説のストーリーは覚えているのにビジネス書などの実用書だと覚えていない。
マンガだと覚えているのに教科書だと覚えていない。
何でこういった現象が起こるのかと言いますと、ビジュアライジングをしていないのが原因みたいです。ビジュアライジングとは頭で映像化(想像)することを言います。
小説やマンガなどは頭の中でビジュアライジングしていますよね。あれが記憶定着に良いみたいです。言われてみればビジュアライジングしていますよね~。
つまり実用書は論理行動をビジュアライジングするのが重要でマインドマップを自分の頭の中で想像し書いてみるのが良いみたいです。難しければマインドマップやKJ法などで書き出す(ノートにとる)のもいいですよね。
前提→説明・解説→結論になるようにまとめるとよろしいかと思います。
その本を読む前に行うべき3つのポイント
「幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論」で有名なハーバード大学のショーン・エイカーさんを覚えていますか…?習慣化の20秒ルールで、出てきた人です。
んで、エイカーさんの「成功が約束される選択の法則」という書籍に本を読む前に行うべき3つのポイントが載っていましたんで、早速、見てみましょう…!
- その本から得たい知識を3つ書く
- その本を読むメリットを書く。分からないときはググって書く
- その本を読む前に毎回上記1,2で書いた内容を見直す(個人的には付箋やしおりに書いておき、本に貼ったり挟めておくのがおすすめ)
なんでも、この方法はメンタルマップという認知心理学に基づいているそうな。メンタルマップってのは、頭の中で描くゴールまでの地図でして、自分の経験や知識から、ゴールまでの道のり(計画)をイメージで作ってそれに沿って行動していくって感じですね。
つまり、本を読んでいるうちに、ついつい人間は何の為に読んでいるのかを忘れがちで、特に難しい本だとつまらなくなってしまい、ゴールを忘れちゃって読む気が失せちゃうってことです。それを防止するために毎回、なんでこの本を読むんだっけ…?読みたいと思ったんだっけ…?ってのを思い出せるようにして、ゴールへの道のりを確認しつつ進んでいこうってことになります。
要は本来の目的を見失わないように毎回地図を確認してから本を読もう…!ってことなんですが、これが意外と良いらしいです。
私はこの経験をゲームのレベリングで嫌ってほど味わい、似たようなことをしまくっていたんで、非常に納得できる話であります。
他にもこんな方法が…。
読書術として有名なのが2013年のハジェテペ大学の研究。
読書をする際に実際に効果のあった方法は下記なんだとか。
- プレテクティング→予測する
- ビジュアライジング→想像する
- コネクティング→結びつける
- サマライジング→要約、言い換え
- クエスチョニング→質問(自分に質問する)
- インフィリング→行間を読む
先程の説明よりあっさりわかりやすいのでこちらを基準に考えるのもよろしいかと思います。まぁ、被っている部分が多いですが(笑)
個人的考察
読書にも効率化や戦略といったことが必要と知ってから自分の欲しい情報を少しずつ効率よく手に入れられるようになりました。
ぜひご参考にしてみてください。
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