不安・緊張対策など今までリフレーミングについてちょこちょこ書いてきたと思いますが、今回はこのリフレーミングについて深掘りしていきたいと思います。



リフレーミングってなに…?

リフレーミングは簡単にいうと長所と短所はコインの裏表のような感じだよ~という意味。例えば、一見欠点と思うことでも実は強みだ…!ってことは良くある話で、これを知っていれば相手が悩んでいるときも「それはでも○○とも言えますよね~」とリフレーミングをしてあげて伝えることができると思います。
また、就活でも長所や短所を考え、アピールするときに使えるかと思います。



欠点を強みに…!ネガティブな感情が成功を呼ぶ…!

では具体的によくあるネガティブなことを書き出してリフレーミングをしていこうかと思います。思い当たる項目があれば要チェックや!!(スラムダンク風)




良い効果があると知っていないと効果が発揮されない…!

以前にも書きましたが、クイーンズ大学の研究によると欠点が強みだ…!ってことを知っていないと実際に良い効果が発揮されないそうです。
そのため、先程も書きましたが、欠点に悩んでいる方には「それは強みで具体的には○○という強みなんだよ~」と伝えてあげてください。または、上記を読んで自分の強みを見直せるよう書いておくのもいいかと思います。



リフレーミングを上手く発揮させるために重要なこととは何か…?

成功するにはポジティブ思考を捨てなさい 願望を実行計画に変えるWOOPの法則」で有名なガブリエル・エッティンゲン博士の2015年の研究によると、欠点を強みとして捉える(リフレーミングする)ことができると、パフォーマンスが上がるのではないか…?ということについて調べてみたそうです。
実験は全部で4つ行ったそうで、実験1では、短所についてじっくり考えてもらったら、多くの人が自分の長所として考えることができたそうです。
実験2では大学で、実験3ではオンラインでそれぞれサンプルを集め、衝動性はクリエイティブ性と関係しているというのを伝えてみると反論が多かったそうです。
そして、大事な実験4です。
実験4では、まず初めに参加者に衝動性という短所があることを信じさせたそうです。
その後2グループに分けて、以下のことを伝えたとのこと。

  1. 衝動的な人はクリエイティブ性が高い人と言える科学的根拠があると伝えた(リフレーミングした)
  2. 衝動的な人とクリエイティブ性が高い人は関係がないと伝えた(リフレーミングしなかった)

最後に、参加者全員のクリエイティブ性を測ってみたんだとか。
結果、リフレーミングをしたグループはクリエイティブ性がアップしていたそうです。

つまり、この4つの実験から分かったことは、

  • 自分の弱み・欠点といったネガティブな要素が強みというポジティブな要素になることを実は自分自身は知っている。しかし、普段深く考えないので気付いていない…。
  • リフレーミングをして欠点=強み・短所=長所ということに気付き、信じることが出来れば、強み・長所として活かし、実際にパフォーマンスを向上させることが出来る…!

ってことになります。
自分の短所を知り、長所だと考えられることによって、初めて本当にパフォーマンスがアップするんだってことですね。逆に言えば、短所を知らない(受け入れられない)、または短所だけ知っていてもリフレーミングできなければパフォーマンスアップは見込めず、弱点だけがそのまま目立ってしまうとも言えますんで、ここは是非ポイントとして押さえておきたいですねー。


上記を踏まえると、自分のみたくない部分である、弱み・短所・欠点と言われるものをまずは逃げずにしっかりとみて受け入れることがファーストステップであり、重要だと思います。
でも触れていますのでご覧ください。

になる恐れもありますんでご注意を。



個人的考察

支援者だと特に精神の方にリフレーミングをしてあげることが多いかと思います。相談されてパッとその場ですぐにリフレーミングをするには練習が必要です。
個人的なオススメはリフレーミング1000本ノックで2人1組で一人がネガティブなことを言い、もう一人がリフレーミングをしていくって練習が良いかと…。もちろん、一人で思いついたネガティブをリフレーミングしていくって言うのもアリです。昔一人で自分も練習したな~。

また、それぞれにリフレーミングした内容を随時忘れないよう書いてもらうことも重要です。ネガティブに襲われているとき、調べる余裕なんてもちろんないのですぐに見直すことができるようにしておくとよろしいかと思います。

リフレーミングできる新たな内容を見つけた時は、随時、書き足していこうと思います(サイレント修正していく)
もしかしたら、以前に見た内容と違うのがある…!ってなっても怒らないでください(笑)

最後にポジティブやネガティブのリフレーミングの内容を踏まえると、

  1. ポジティブな時は企画や新しいことをざっくり考えると良い
  2. ネガティブな時は細かく見る事や物を具体的に作り上げると良い

ということになりますので、もし、よろしければ、自分の精神状態を上手く利用し、ご活用ください。それでは。



参考文献