この会議ってやる意味あるのだろうか…。
そんな疑問をもったことがおそらく皆さん一度はあるはず…。
今回は有意義な会議ってどうすればできるの…?ってことを書きたいと思います。



基本的に良いアイディアは集団ではでない

2010年のメタ分析によると集団での会議(ブレインストーミング)では良いアイディアがでないそうです。むしろ一人で考えた方が良いアイディアは出やすかったんだそうな。これはエウレカシャワー中はアイディアがでやすいようにリラックスした状態でないとアイディアは出ませんからね~。更に集団では上司などがいたりしてとてもじゃないけどリラックス状態とは言えないので当然と言えば当然でしょう…。気も使いますしね…。
それと、以前に書いた通り、アイディアは夢と一緒ですぐ忘れてしまうので、仮に集団会議中にアイディアが思いついたとしても発言しないとそのまま忘れてしまうんですよね。そもそもアイディアを思いつきやすい人は発言が苦手な人が多いってのもあるのでもっと埋もれる確率は高いんじゃないでしょうか…。



会議で良いアイディアが出るための対策

では、どうすればいいのかについて対策を書いていきます。対策の一番目はエレクトリック・ブレインストーミングを使うことです。エレクトリック・ブレインストーミングとはPCで共有して書き込みあっていく会議のことをいいます。これを使用すると普通の集団会議に比べ、2倍もアイディアがでるそうです。

二番目の対策はテキサス大学が開発した手法でブレインライティングというものです。
ブレインライティングのやり方は、

  1. 一人が10~15分(3~8分でもOK)で一枚の紙にアイディアを書く。
  2. 時間が来たら、次の人に紙を渡す。
  3. また、一人が10~15分(3~8分でもOK)で一枚の紙にアイディアを書く。
  4. 時間が来たら、次の人に紙を渡す。
  5. これを会議メンバーでアイディアが出なくなるまで繰り返す。

って感じです。要は一つの紙に一人ずつアイディアを書いて次の人に渡すを繰り返すだけです。
これでアイディアが出る確率がかなりアップするみたいです。

この2つの対策に共通していることでおそらくアイディアを出すのに必要なポイントは匿名性・公平性だと思います。先程書いた通り、会議では上司など気の使う場面が多かったり、アイディアが出やすい人は発言が苦手だったりするのでそういったものを取っ払って平等に発言できる環境整備を整えるのが重要な感じがします。



個人的考察

私の場合は先程書いた匿名性・公平性のポイントもそうですがプラスしてリラックスを活かした会議を行うことが多いです。
祭りの準備ではないですが会議も準備で会議の質が決まると思っているので準備の段階に比重を置き力を入れます。具体的な手順は以前にも書きましたがもう一度書いておきます。

  1. 会議開催の何日か前に会議の主催者、司会者は事前にアイディアを個人で考えてもらえるよう全体に声掛けを行う。場合によっては事前に提出してもらう。
  2. 会議参加予定者に不安のメリットを活かしている人がいればその個人に再度アイディアを考えてもらえるようお願いする。また、場合によっては事前にまとめたアイディアを提出してもらう。
  3. ポジティブな人にもその個人に再度アイディアを考えてもらえるようお願いする。また、場合によっては事前にまとめたアイディアを提出してもらう。
  4. 各々がリラックスした状態のときにアイディアを考え、発言が特に苦手な人には事前提出により匿名性や公平性を用意する。
  5. 会議では集まったアイディアをまとめることを行う。プラスアルファを検討する(会議はアイディアを考える場ではない)

といった感じです。先程紹介した匿名性・公平性の要素にそれぞれがリラックスした状態でアイディアを思いつける要素をプラスした感じですね。
是非ご参考にしてください。