風邪予防にビタミンCは効かないって本当?嘘?
コロナのせいで、あまり注目されておりませんが季節的には風邪も流行る時季ですよね~。そこで良く聞くのが風邪予防にはビタミンCが良いよ…!って話。
風邪予防にビタミンCは効かないという衝撃の事実(※例外あり)
2005年のメタ分析によると1940年代から2004年までの約半世紀の間にでたビタミンCに関する論文を精査したそうです。結果は例外の方を除いてビタミンCを飲んでも風邪は予防できなかったということ。嘘でしょ…!?そか…!ビタミンCが足りんかったからだ…!ということでビタミンCを大量に摂取したら効果があるのか調べたのが1974年の研究(この研究では二重盲検を取り入れている)。2,349人のボランティアを集めて1972年の12月から1973年の2月までの風邪が流行る3ヶ月間に1日4gのビタミンCを飲んでもらったそうな。んで、結果は上記と同じく例外の方を除いてビタミンCの摂取と風邪の発症率は全く関係なかったそう。あらら…。
じゃあ「例外の方」ってどんな人なんだ…?って話なんですが、それは普段からたくさん運動をしている人。日ごろの運動量が多い人はビタミンCを摂取するとしっかり風邪の予防になっていたそうな。因みに風邪をひく確率が約半分にまで下がったそうなんで、なかなかの予防効果ですよね。
風邪をひいてしまえばビタミンCは効く…!
普段の運動量が多い人を除き、風邪の予防には全く意味がなかったビタミンCですが、復権の希望はあります(笑)
2013年のヘルシンキ大学の研究によると風邪をひいてしまった人に1日2gのビタミンCを飲んでもらったら、風邪の治るスピードが8〜14%程早くなったそうです。そか…。一旦風邪をひいてしまえばビタミンCは効果があるのね…。